Serial ATA規格の15ピンタイプに対応した電源コネクタを標準で装備する容量460WのPentium 4/Xeon対応電源ユニット「Zippy-460W S-ATA」が発売となった。台湾Zippy製の「HP2-6460P」を採用したリオワークスによる日本語パッケージ品で、実売価格は16,800円~18,799円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
従来の電源ユニットでも変換ケーブルを用いることでSerial ATA対応HDDを使うことはできたものの、安定動作を重視したいユーザーなどにとってはやはりネイティブ対応した電源ユニットが欲しかったところだろう。「Zippy-460W S-ATA」は、そうしたユーザーにはもちろんだが、4個のSerial ATA対応電源コネクタのほかに既存のIDE HDDでも利用できる4ピンタイプの電源コネクタを5個装備しており、将来的にSerial ATA環境への移行を考えている人にとっても狙い目の製品といえる。
搭載しているSerial ATA電源コネクタは4つ。各コネクタにはGND×2本、12V×1本、5V×1本、不明×1本の合計5本の電源線が使われており、正式なSerial ATA規格で規定されている3.3Vの供給が行われている可能性もありそうだ。ただし、詳細についてはマニュアルにも明記されていないため、正式な仕様は不明だ。
また、マザーボード用の電源ケーブルはSocket 603マザーボードなどに対応する24ピンタイプだが、付属の24ピン-20ピン変換ケーブルを用いることで一般的なSocket 478マザーボードなどに接続することも可能となっている。やや価格は高めだが、現時点で唯一Serial ATAに標準対応する点と、サーバー/デスクトップ用途の両方で使用できることを考えるとそれも納得できる範疇といえそうだ。
□Zippy-460W S-ATA(リオワークス)
http://www.rioworks.co.jp/products/ZippySeries.htm
□HP2-6460P(Zippy Technology)
http://www.zippy.com/2_power/2_product/2u/ac_input/HP2-6460P.htm
| (RIOWORKS/Zippy Zippy-460W S-ATA) |
[撮影協力:高速電脳とフェイス秋葉原本店とTSUKUMO eX.]