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【SK8N】 | 【パッケージ】 |
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【I/Oパネル】 | 【裏側】 |
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【nForce3ロゴ】 | 【同梱品】 |
Opteron対応マザーボードでは初のシングルCPUのみの対応となるnForce3 Pro 150チップセット搭載ASUS製Socket 940マザーボード「SK8N」が発売となった。実売価格は25,950円~29,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●NVIDIAのOpteron用チップセット
nForce3 Proシリーズは1チップで構成されるチップセットで、AGP 8XをサポートするほかSerial ATA、Ultra ATA/133、USB 2.0、LANなどの機能を搭載するのが主な特徴。RAID 0/1/0+1構成に対応した「NVIDIA RAID」機能も標準で搭載している。CPU-チップセット間の接続テクノロジは3.6GB/sの帯域を持つHyperTransportだ。
ちなみに、nForce3 Pro 150はシリーズ中では下位になると見られるモデルで、詳細仕様などは未発表のため不明だが、Serial ATAやLANなどの機能を強化した上位モデルが今後登場すると見られている。
●AGPと通常電源に対応
そして、前述した特徴で中でも注目されるのがAGP 8Xをサポートする点だろう。AGPスロットを搭載するOpteron対応マザーボードは先月RIOWORKSからデュアルCPU対応の「HDAMB-WO」が発売されているが、「SK8N」はシングルCPUのみながら価格が3万円を切るという手頃さが魅力だ。電源コネクタが一般的な20ピンATX+4ピンATX12Vという構成になっているのも、多くのユーザーにとってはうれしい部分だろう。
ただし、対応メモリがECC付きRegisteredタイプ(DDR333)とされている点には要注意。モジュール自体は入手可能だが、通常タイプに比べて価格は1.5倍ほど高いのが痛いところだ。また、1way版のOpteronがまだ発売されていないため、現時点では1way版より高価な2way版のOpteronを使うしかない。「SK8N」は比較的安価だが、CPUやメモリのコストパフォーマンスが悪いのが残念な点といえるだろう。
●個人向けOpteron用マザー
とはいえ、高価なサーバ向けマザーボードを使うのに比べれば、かなりの低コストでOpteron搭載PCが自作できるのは確かだ。これまでのOpteron用マザーボードと比較して売れ行きも好調で、パワーザユーザーを中心に人気製品となることは間違いない。
□nForce3 Pro(NVIDIA)
http://www.nvidia.com/view.asp?PAGE=nforce3
http://jp.nvidia.com/view.asp?PAGE=nforce3
□SK8N(ASUSTeK Computer)
http://www.asus.com/products/mb/socket940/sk8n/overview.htm
□関連記事
【2003年7月2日】AMD用チップセット市場の制覇を狙うNVIDIAの次世代戦略(PC Watch)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/0702/kaigai01.htm
【2003年6月28日】AGPスロット付きのOpteron対応Dualマザー「HDAMB-WO」発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030628/etc_hdamb.html
【2003年6月21日】nForce3 Pro 150搭載シングルOpteronマザーが展示中
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030621/etc.html
【2003年6月7日】Opteron用低価格マザーが近日登場、3万円弱でAGP付き
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030607/etc.html#sk8n
| (ASUS SK8N) |
[撮影協力:TSUKUMO eX.とSuperCOM]