【 2003年7月19日号 】
ドライブベイ開閉カバー採用の自作キューブPC「TiPO」が発売
TiPOTiPO
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 フロントパネルに開閉式のドライブベイカバーを備えた星野金属製キューブ系自作PCキット「TiPO」がソルダムから登場した。Socket 478/FSB 800MHz対応の「TiPO 800i」、Socket 478/FSB 533MHz対応の「TiPO 533i」、Socket A/FSB 333MHz/対応の「TiPO 333a」のラインナップがあり、各モデルともカラーはブラック、シルバーメタリック、ホワイトパールマイカの3種類。

 19日(土)時点で販売を確認できたのは「TiPO 800i」と「TiPO 333a」のみで、ほかのモデルは順次発売となる予定。「TiPO 800i」の実売価格は49,800円~52,800円、「TiPO 333a」の実売価格は49,799円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 「TiPO」は前面の5インチベイ部分に光学ドライブのトレイに連動して開閉するカバーを備えるのが特徴。この手の製品では光学ドライブの搭載によってフロントパネルのデザインの統一感が失われることがあるが、この「TiPO」ならそうした心配もないというわけだ。さらに、USBポートなどが利用できるフロントコネクタ部にも開閉カバーを装備。両方のカバーを閉じると、前面は非常にすっきりとした印象になる。

 5インチベイに開閉カバーとの位置を合わせるための複数のネジ穴を設けるほか、3.5インチベイ側面にゴムを付け、AGPデオカードとの接触を防止するなどといった工夫もなされている。キューブ系ケースはその小さいボディゆえにメンテナンス性が犠牲になることも多いが、今回の製品では新たにドライブベイを筐体からそっくり外せるような構造を採用したため、メンテナンス性は大幅に向上している。また、IDEフラットケーブルをドライブベイの脇から通すようなガイドを設けている点、CPUソケットの真下にあたるケース底部分に接触事故を防ぐゴムを設けている点、カバーとの共振を防止するシールを筐体側に貼るなど、細かな配慮も取り入れられている。

 採用マザーボードは「TiPO 800i」が「FB61」、「TiPO 533i」が「FB51」、「TiPO 333a」が「FN41」(いずれもShuttle製)。各モデルともAGP、PCIの各スロットが1本ずつ使用可能だ。ケースの主な仕様は、サイズが高さ183.9×幅218.2×奥行305.2mm、ドライブベイ数が5インチ×1、3.5インチシャドウ×2、電源がACHME製200Wタイプ。

 なお、同社WebサイトではCPUやHDDなどを搭載した完成PCの販売も行なわれている。

□TiPO(ソルダム)
http://www.soldam.net/design_PC/tipo/
□関連記事
【2003/7/5】星野金属もキューブPCにドライブベイ開閉カバーを採用
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030705/etc_tipo.html

 (星野金属 TiPO)

[撮影協力:TSUKUMO eX.]


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