これまでのOpteronは値段が高くて手が出せなかったという人には朗報だ。デュアル用よりも安価な、シングルCPUのみに対応した1way版Opteronが登場したのだ。実売価格は144モデル(動作クロック1.8GHz)が59,400円~63,800円、142モデル(同1.6GHz)が38,400円~41,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
nForce3 Pro 150チップセット搭載の安価なシングルCPU対応ASUS製Socket 940マザーボード「SK8N」が2週前に登場したのは記憶に新しいが、ユーザーにとって当時悩みの種だったのは、高価なデュアルCPU対応の2way版Opteronしか販売されていなかった点だ。
今回登場した144、142の両モデルは、同一クロックの2way版(244、242)の5~6割程度の価格で、とくに142モデルについては4万円を切るという手頃さが強い魅力。2way版を買うのが億劫で「SK8N」に手が出せなかったという人にはまさに朗報だろう。
個人ユーザー向けのシングルSocket 940マザーボードはまだまだ機種が少ないが、今回安価な1way版が登場したことで、自作PC市場でOpteronがブレイクするお膳立てができたといってもよいかもしれない。
□Opteron(AMD)
http://www.amd.com/jp-ja/Processors/ProductInformation/0,,30_118_8825,00.html
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【2003年7月19日】nForce3 Pro 150搭載シングルOpteronマザーがASUSから発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030719/etc_sk8n.html
| (AMD Opteron) |
[撮影協力:DOS/Vパラダイス秋葉原本店とBLESS秋葉原本店]