むき出しの基板や「評価キット」という位置づけでも話題となった玄人志向のUSB接続MPEG-4ハードウェアエンコーダキット「MPEG4-USB」が、今度は新たにUSB 2.0対応となって発売になった。製品は「MPEG4-USB2」で、実売価格は19,280円~19,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
今回の製品もやはり「MPEG4キャプチャ評価キット」と銘打たれており、エンコードチップやコネクタ類が載った基板はむき出しの状態。付属のキャプチャソフトも評価版という、マニアックな製品であることに変わりはない。
基板はやや大型化。「MPEG4-USB」は入力端子が映像系のみで音声のキャプチャにサウンドカードなどが必要だったが、「MPEG4-USB2」では音声用のRCAステレオコネクタ(左右各1)を装備(エンコードはソフトウェア)、USBコネクタもMini-BタイプからBタイプに変更された。また、今回はACアダプタ用コネクタも装備しており、製品自体はバスパワー動作対応だが電源供給性能によっては別途ACアダプタ(バッファロー製「AC-DC5」を推奨)が必要になるとされている点には要注意だ。
エンコードチップは、MPEG-1/2/4やMJPEGなどをサポートしたWIS製の「GO7007SB」。同社Webサイトでは「MPEG4-USB」とほぼ同デザインのリファレンス基板が紹介されており、おそらく「MPEG4-US2B」はそのリファレンス基板を玄人志向が製品化したものと思われる。「MPEG4-USB2」のキャプチャ性能は、最大解像度が720×480ドット、最大ビットレートが6Mbps(720×480ドット時)、最大フレームレートが29.97fps。作成可能なビデオファイル形式はAVI(MPEG-4)、MPEG-1/2。
MPEG-4形式の動画データを効率よく扱いたい人には注目の製品だろう。
□MPEG4-USB2(玄人志向)
http://www.kuroutoshikou.com/products/tvcuner/mpeg4-usb2fset.html
□AC-DC5(バッファロー)
http://buffalo.melcoinc.co.jp/products/catalog/item/a/ac-dc5/
□GO7007SB(WIS Technologies)
http://www.wischip.com/prod.html
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【2003年8月30日】USB接続のMPEG-4ハードウェアエンコーダが評価用で単体発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20030830/etc_mpeg4usb.html
| (玄人志向 MPEG4-USB2) |
[撮影協力:TSUKUMO eX.とOVERTOP II]