Socket 478対応でプロセッサ・ナンバを採用した新型Celeron「Celeron D」が19日(土)に突如販売スタートとなった。Intelからの正式発表はまだ行なわれていないため、これはいわゆる“フライング”ということになる。
販売されているのはリテールパッケージ品で、実売価格は335(動作クロック2.80GHz)が14,980円、330(同2.66GHz)が11,800円、325(同2.53GHz)が9,990円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。ワンネスでは325が完売で、また店頭の価格表には未発売の320(同2.4GHz)も掲載されている。
90nmプロセスルールで製造されるCeleron Dは、従来のNorthwoodコアCeleronの強化版とも言えるもので、FSBが400MHzから533MHzへ、2次キャッシュ容量が128KBから256KBへそれぞれ増加したのが主な特徴。最大動作電圧はPrescottコアPentium 4と同じ1.4Vとなっている。S-Specは335が「SL7C7」、330が「SL7C6」。
パッケージは表面の絵柄が若干変更された点を除いてほぼ従来どおり。Celeron Mのリテールパッケージ品のような、CPUの表面が見られる透明窓は備えていない。
PrescottコアPentium 4に比べればスペックは劣るものの、FSBと2次キャッシュ容量の増加で、従来のCeleronを上回るパフォーマンスが期待できる。BIOSなどマザーボードの対応状況には要注意だが、コスト重視派の有力な選択肢となるのは間違いないだろう。
□インテル
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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040612/etc_celeronm.html
| (Intel Celeron D) |
[撮影協力: ワンネス]