オプションカードによるCPUソケットのアップグレードが可能なASRock製KT880チップセット搭載Socket Aマザーボード「K7Upgrade-880」とSocket 754対応オプションカード「754Bridge」が発売となった。実売価格は「K7Upgrade-880」が7,329円~7,380円、「754Bridge」が4,179円~4,180円、両者のセットが10,970円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。フェイス秋葉原本店ではオプションカードを使った動作デモも実施中だ。
また、同じ方式でSocket 939へアップグレード可能なSiS760GXチップセット搭載Socket 754マザーボード「K8Upgrade-760GX」も発売になっているが、Socket 939対応オプションカード「939CPUBoard」はまだ入荷しておらず、入荷時期も未定という。「K8Upgrade-760GX」の実売価格は10,470円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
これまでにも「K8 Combo-Z」「P4 Combo」といった2タイプのCPUソケットを装備するマザーボードを発売している同社だが、今回の「K8Upgrade-760GX」「K7Upgrade-880」の2枚のマザーボードは、セカンダリのCPUソケットを別売りのオプションカードで提供しているのが特徴。カードを増設してCPUをアップグレードするという、これまでにないスタイルがユニークだ。
オプションカードにはマザーボードと異なるタイプのCPUソケットが搭載されており、「K8Upgrade-760GX」は「939CPUBoard」を装着することでSocket 939マザーボードとして、「K7Upgrade-880」は「754Bridge」でSocket 754マザーボードとして、それぞれ使用できるようになる。ただし、「K8 Combo-Z」などと同様に2基のCPUソケットの同時使用はできない。
両オプションカードはCPUソケットやDIMMスロット(「939CPUBoard」が4基、「754Bridge」が2基)を装備。「754Bridge」はマザーボード側とでチップセットを共用できないためK8T800チップセットも装備しており、見た目はカードと言うより超小型のマザーボードといった印象だ。
使用CPUソケットを変更する場合は、これらのカードをマザーボード側に用意されているAGPスロットに似た形状の独自スロットに装着してカード側に4ピンのATX12V電源コネクタを接続し、さらにマザーボード上のジャンパを多数切り替える必要がある。このジャンパ切り替えは「K8 Combo-Z」などでもあった面倒な作業だが、今回は手間を少しでも軽減させようとジャンパキャップを引き抜く工具が同梱されている。
また、「K7Upgrade-880」は2基のAGPスロットを装備しているが、一方はオプションカード装着時に使用するためもので同時使用はできない。
□K7Upgrade-880/754Bridge(ASRock)
http://www.asrockamerica.com/Products/K7Upgrade-880.htm
http://www.asrockamerica.com/Products/754Bridgecard.htm
□K7Upgrade-880/754Bridge(ASRock)
http://www.asrockamerica.com/Products/K7Upgrade-880.htm
http://www.asrockamerica.com/Products/754Bridgecard.htm
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【2004年9月18日】CPUソケットのアップグレード可能なマザーボードが展示中
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20040918/etc_asrock.html
| (ASRock K7Upgrade-880) |
| (ASRock 754Bridge) |
| (ASRock K8Upgrade-760GX) |
[撮影協力: フェイス秋葉原本店とTWOTOP秋葉原本店]