【 2005年4月2日号 】
PC3200 512MBの4,000円割れ続出で買い物客殺到?
メモリ価格メモリ価格
メモリ価格メモリ価格
 週末のアキバは、安値のメモリを求めて朝からショップに行列ができるなど、久々にメモリ特需に沸く光景があちこちで見られた。

 メモリ価格は今週も続落し、主流製品は軒並み史上最安値を更新。しかし、その一方でそろそろ底値が近いと見る向きもあり、今週のメモリ特需は底打ち直前を察知したユーザーの駆け込み需要ということも考えられそうだ。

 2月中旬からのメモリ価格下落は今週も止まらず、PC3200 512MB(CL3)の最安値は先週比970円安の3,920円に、PC3200 1GBが同1,320円安の11,480円となり、また史上最安値を更新した。PC3200 512MBはCL2.5のタイプがすでに先週の段階で一部ショップの特価品で4,000円割れを記録しているが、今週はPC3200(CL2.5)とPC3200(CL3)とPC2700 512MB(CL2.5)とPC2100 512MB(CL2.5)の512MBが複数ショップで4,000円割れとなり、もはや常態化寸前に。また、PC2 4300 DDR2 SDRAM 1GBの最安値も先週比3,150円安の12,568円を記録した(詳細は「メモリ最安値情報」参照のこと)。

 最安値付近の価格をつけていたショップでは、最近では珍しく2日(土)の朝から開店待ちの行列ができ、テクノハウス東映では行列をさばくのに1時間かかり、パソコンハウス東映では朝から約50人が行列をなし、クレバリー1号店でも朝から行列ができて512MBの製品が飛ぶように売れ、大量にあった在庫が開店2時間で完売してしまったという。先週まではここまでの需要はなく、ショップ側も一様に驚いている様子だ。

 あるショップの話によると、「今週が底値と考えて買っていった人が多い」という。また、仕入れ担当者の話によると、「代理店の処分も一段落したようなので、もう下げ止まりとなり、底は今週か来週あたりなんじゃないか」と見る向きが多くなっているという。一般の買い物客もこうした底値感を察知して、結果として駆け込み需要が発生したようだ。

 2月中旬からメモリモジュールの店頭価格はすでに40%前後も下げており、一般ユーザーに割安感より“行き過ぎ感”が出てきたのかも知れない。もっとも、急過熱した需要がショップ間の価格競争を激化させ、さらに下げを加速させる要因となる可能性もある。


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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20050312/etc_memory.html

 (メモリ)

[撮影協力:テクノハウス東映パソコンハウス東映クレバリー1号店]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。
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