つくばエクスプレス開業、初日は入り口に長蛇の列で入場規制

	【 2005年8月27日号】
	つくばエクスプレス開業、初日は入り口に長蛇の列で入場規制

　東京・秋葉原と筑波・つくばを最短45分で結ぶ高速鉄道つくばエクスプレス（TX）が24日(水)に予定通り開業した。初日は鉄道ファンらも混じってかなりの混雑ぶりをみせ、地下に通じる駅入り口には長蛇の列ができ、「最後尾」のプラカードを持つ駅員が整理に追われるというハプニングも見られた。
　TXは、東京、千葉、埼玉、茨城4都県などが出資した第三セクター「首都圏新都市鉄道」が運営する鉄道で、58.3Kmの路線に20の駅を持つ。研究開発施設の多いつくばと電気街の秋葉原を結ぶ路線とあって、車内に無線LAN設備を設けるといったIT機能を持つという特徴もある。
　新たな鉄道の開業によって秋葉原の商圏拡大が見込まれるという大きな経済的テーマもあるが、これに伴う周辺再開発による街全体の変化も見逃せない。TXの駅入り口はこれまでの電気街とは反対側に作られ、その周辺が大きく開発されたことで、人の流れや街の風景が大きく変わる可能性がある。
　JR秋葉原駅はTXとの連絡用に新たに中央改札口を開設、その周辺にローターリーや車道もつくられ、9月にオープンする予定のヨドバシカメラのビルも急ピッチで建設が進む。この新しいゾーンはこれまでの混沌とした電気街とは一線を画しており、人の流れがどう変わっていくのか、既存の電気街との棲み分けや勢力図がどう変わっていくのかなど、今後の様子に注目が集まる。
　なお、JR秋葉原駅は、電気街口とTX秋葉原駅までをつなぐ連絡通路「東西自由通路」も開業に合わせてオープンしている。

□首都圏新都市鉄道
http://www.mir.co.jp/
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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20050820/etc_jrakibacenter.html

　（AKIBA PC eArena）

[撮影協力:首都圏新都市鉄道]

※特記無き価格データは税込み価格（税率=5％）です。

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