MSIから同社初のPentium M対応マザーボードとなるmicroATXフォームファクタのi915GMチップセット搭載Socket 479Mマザーボード「915GM Speedster-FA4」が発売となった。実売価格は26,480円~28,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
Pentium M対応マザーボードはいくつかのメーカーから製品が登場しているが、主に店頭在庫を見かけるのはAOpenの製品で、実質的には同社の独占とも言える状態になっている。メジャーメーカーのひとつに挙げられるMSIの製品が登場したことで、そうした状況にも変化が現れそうだ。
i915GM/ICH6チップセットを搭載する「915GM Speedster-FA4」は、PCI Express x16×1、PCI Express x1×1、PCI×2、デュアルチャネルDDR2-533 DIMM×2、シングルチャネルDDR333 DIMM×2(DDR2/DDRメモリの混在は不可)のスロットを装備。各スロットやCPUソケット、チップセットの配置場所は、AOpenのi915GM搭載Socket 479Mマザーボード「i915GMm-HFS」とほぼ同様だ。
主な搭載機能はVGA、7.1チャネルサウンド、デュアルGigabit Ethernet(Marvell製チップ、PCI Express接続)、300MB/s対応Serial ATA(4ポート)、IEEE 1394。薄型CPUクーラーのほかIEEE 1394ブラケット、USBブラケット、Serial ATAケーブルなどが付属している。
なお、MSI正規代理店の東京エンジニアリングによると、SpeedStepテクノロジは使えないが現在開発中のBIOSで対応可能になるとのこと。また、CPUソケット周辺に備えるクーラー用リテンションはSocket 478タイプと同型で、CPUコアとヒートシンクの隙間に親和産業の「SS-PenM-RAB」などのスペーサーを挟むことで、Socket 478対応CPUクーラーが流用できるという(同社は非サポート)。
□915GM Speedster-FA4(エムエスアイコンピュータージャパン)
http://www.msi-computer.co.jp/product/mb/915GMspeedster.html
□東京エンジニアリング
http://www.t-eng.co.jp/
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【2005年7月16日】Pentium M用では初のATX対応マザー「i915Ga-HFS」発売
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20050716/etc_i915gahfs.html
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| (MSI 915GM Speedster-FA4) |
[撮影協力:スリートップ2号店]