Core Duo/Core Soloなどと同じ「Yonahコア」を採用するというCeleronブランドのCPU「Celeron M 420」(1.6GHz)と「Celeron M 430」(1.73GHz)が発売された。実売価格は420が14,490円~14,880円、430が17,780円~17,880円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
これら2つのCPUは、15日(土)現在、IntelのWebサイトに情報がないため、パッケージに書かれている「FSB 533MHz」「1MBキャッシュ」「1.3V」といったスペックや、ショップにアナウンスされた「Yonahコア採用」であること以外の詳細情報は不明。Celeronというブランドからシングルコア動作と思われるが、これに関しても明確な記述はない。
なお、同じYonahコアを採用したCoreシリーズのCPUは従来のPentium M/Celeron Mと互換性がなく、実質的に別シリーズと言えるものだが、この「Celeron M」のパッケージには「Core」シリーズのロゴがついているわけではなく、この製品がCoreシリーズに属しているのかどうかは不明。
互換性に関するアナウンスは、ショップによっても微妙に違い、「Coreシリーズ向けマザーボード用のCPUで、Pentium M/Celeron M用マザーボードでは動作しない」(T-ZONE. PC DIY SHOP)としている例がある反面、「代理店から“Pentium M/Celeron M用マザーボードに対応している”と聞きはしたが、具体的な対応マザーボードは確認できず、結局“対応マザーボード不明”として販売している」(ツクモパソコン本店II)という例もある。
ちなみに、ツクモパソコン本店IIが確認したところ、Pentium M/Celeron M用マザーボードに使われているCPUソケット部品には2種類あり、AOpen i915GMm-HFSやAOpen i855GMEm-LFSなどに採用されているソケット部品には今回のCeleron Mを装着することができるが、MSI 915GM Speedmaster-FA4に採用されているソケット部品には装着することができないという。ただし同店が確認したのは「物理的に装着できるかどうか」までで、「実際に電源を投入するとどうなるか?」は不明なまま。もちろん同店でも保証していない。
ちなみに、同じYonahコアを採用し、シングルコア動作するCoreシリーズの最下位CPU「Core Solo T1300」の仕様は動作クロック1.66GHz/FSB 667MHz/2次キャッシュ2MB、動作電圧1.3V。
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| (Intel Celeron M) |
[撮影協力:ツクモパソコン本店IIとT-ZONE. PC DIY SHOPとBLESS 秋葉原本店]