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【 2007年12月28日号 】
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アキバの2007年10大ニュース投票結果発表
首位は「メモリ大暴落、1年で7分の1程度にまで値下がり 」
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読者に投票していただいた2007年10大ニュースの結果をここで発表しよう。
投票受付期間:12月5日~12月21日
総有効投票数:13,877票(3,315人)
●1位は「メモリ大暴落、1年で7分の1程度にまで値下がり」
| | 【DDR2 800 2GB 4,000円割れ】 | 【DDR2 800 1GB 2,000円割れ】 |
2006年末のDDR2メモリモジュールの中心価格帯は、1GBが1万円台前半、512MBが6千円前後で、PCパーツの中でも決して高額というわけではなかったが、表題のとおり「1年で7分の1程度にまで値下がり」するという暴落ぶりは自作PCユーザーに大きなインパクトを与えた。
2007年のメモリ価格相場が2006年と違っていたのは、大きく値上がりすることがなかった点だ。2006年は秋頃に1ヶ月間で1.5倍ほど値上がりする場面があったが、2007年はほぼ全体的に横ばいか下がり調子で、また短期間で急激に値上がりすることもなく、結果的に低価格化が大きく進む形となった。
最近は2GBのモジュールにも割安感も出てきており、売れ筋が1GBから2GBに移りそうな雰囲気だ。4GB以上のメモリを使うには64bit版OSが必要だが、今後はこのメモリ価格の安さが64bit版OSを普及させる牽引力となるかどうかも注目と言えるだろう。
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●2位は「Windows Vista発売、約5年ぶりの大幅刷新」
| | 【発売当日の様子】 | 【Windows Vista Ultimate α】 |
一般ユーザ向けWindowsの新製品が約5年ぶりに発売されたことはもちろん、やはり多くの人の興味を引いたのは発売時の恒例になっている深夜販売の「お祭り騒ぎ」だろう。
最近はCPUの新製品も深夜に販売されたことがあったが、Windows Vistaのそれはまさに別格。深夜販売は秋葉原では約20店舗で、秋葉原を含めた全国では約50店舗で実施され、さらに各ショップで同時多発的にイベントが行なわれるなど非常にスケールの大きなものとなった。
ただ、発売から10ヶ月以上経ったものの、Windows Vistaの普及はまだそれほど進んでいない模様だ。比較的ヘビーユーザが多い本誌読者に対して行なった「AKIBA PC Hotline!読者環境調査」(2007年12月集計)の結果でも、Windows Vistaのユーザ数は、Windows XPのユーザ数の約28%となっている。
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●3位は「PC-Successが破産手続きへ 」
| | 【PC-Success】 | 【告示書の詳細】 |
そのWindows Vista発売の翌日となる1月31日(水)に明らかとなったのが、秋葉原の有力ショップの一つであったPC-Success本店を運営する株式会社サクセスの破産だ。
同店は1999年に秋葉原に出店。「秋葉原最安」とも言われる価格設定でとくに注目され、2005年11月のリニューアルオープン後は大手メーカーのリテールパッケージ品の品揃えに注力するといった、周辺のPCパーツショップとは異なる独自の方向性を打ち出していた。その一方で、ネット上の掲示板には通信販売やアフターサポートに対するクレームが頻繁に書き込まれるなど、毀誉褒貶相半ばするショップでもあった。
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【2月3日】PC-Successのサクセスが破産手続きへ、一時本社は騒然
4位以降のランキングは以下のとおり。
3位と僅差の4位には一時はアキバの象徴でもあったLAOX THE COMPUTER館の閉店が、5位にはクアッドCPUの低価格化と普及が、6位、7位には1TB HDD、SSDなどのストレージ系の話題がランクインしている。
順位 |
ニュース/解説 |
1位 (2,635票)
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メモリ大暴落、1年で7分の1程度にまで値下がり
(主流のDDR2メモリが暴落、1GBメモリは2千円を割り込み、2GBメモリは4千円を割り込む) |
2位 (1,747票)
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Windows Vista発売、約5年ぶりの大幅刷新
(Windows AeroやDirectX 10などの新機能を搭載、深夜販売時は800人以上の人出で賑わう) |
3位 (1,326票)
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PC-Successが破産手続きへ
(安値販売店として有名だったサクセスがVista発売翌日に破産、本社前は一時騒然となる) |
4位 (1,316票)
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LAOX THE COMPUTER館が閉館、17年の歴史に幕を閉じる
(電気街の象徴だったLAOX THE COMPUTER館が閉館、最後は拍手で見送られる) |
5位 (1,128票)
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クアッドコアCPUの普及進む、3万円台で購入可能に
(Core 2 Quad Q6600が値下がりし人気に、AMDからはPhenomが発売される) |
6位 (1,117票)
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容量1TBのHDD発売、単位はGBからTBへ
(1TBの大台を超えるHDDがついに発売、HDDは大容量モデルの低価格が進み500GBモデルが主流に) |
7位 (810票)
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SSDやハイブリッドHDDが発売
(HDDを凌駕する速度を持つSSDや、キャッシュ用フラッシュメモリを搭載したHDDなどが発売される) |
8位 (740票)
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デュアルコアCPUの値下がり進む、下位モデルは8千円で入手可能に
(IntelはCore 2 E4000シリーズなどの低価格向けモデルを投入、AMDは頻繁な価格改定で対抗) |
9位 (633票)
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AMDの新ブランド「Phenom」を冠するCPU発売
(同社のAthlonに変わる新ブランド。コンシューマー向けでは初のネイティブクアッドコアCPU) |
10位 (335票)
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今年もショップの再編続く
(ソフマップが全店大幅リニューアル、フェイスもリニューアルを行ったほか、石丸電気のPCパーツ販売参入など再編進む) |
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11位 (311票)
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ハイビジョンキャプチャ製品の人気続く
(人気製品PV3の後継モデルPV4、PCI Express接続のMostar Xなどが登場、ソニーからは地デジ録画チューナー発売) |
12位 (277票)
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ストレージ用インターフェイスはIDEからSerial ATAへ移行進む
(IntelからはIDE非サポートのチップセットが登場、光学ドライブもSerial ATA接続モデルの普及が進む) |
13位 (206票)
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Blu-rayとHD DVD両対応のコンボドライブ発売
(低価格化が進むも次世代DVDドライブの普及は今ひとつ) |
13位 (206票)
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IntelとAMDのイベント対決続く
(両社共に互いを意識したイベントが多数行われる、あまりの過熱ぶりに神様と兄貴が互いに反省する場面も) |
15位 (197票)
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HDMI出力が定着、HDMIオンボードマザーボードが多数発売される
(HDMI出力をウリとしたAMD 690G搭載マザーボードが人気に) |
16位 (180票)
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オーバークロックはメーカー公認?オーバークロック前提のCPUなどが発売
(AMDからはAthlon 64 X2 Black Editionが登場。オーバークロック動作を保証したCPU搭載済みマザーボードも発売される) |
17位 (172票)
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DDR3メモリ発売
(パフォーマンスの高さと低消費電力性がウリの新規格、普及のために値下がりが期待される) |
18位 (164票)
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ビデオカードはNVIDIA優位が続く、ハイエンド製品のパフォーマンスはATI(AMD)を一歩リード
(ゲーム用途にGeForce 8800 GTが大人気、ATI(AMD)はAV向け機能を強化したモデルを複数投入) |
19位 (130票)
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相次ぐ深夜販売、Windows Vistaや新型Core 2販売時は多くの人で盛り上がる
(Vista販売時には800人以上が集まる盛況ぶり、サーバ向けOS「Windows Home Server」の深夜販売も行われる) |
20位 (99票)
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電源はついに1,600Wにまで大容量化、宅内配線の限界到達
(一般的な宅内配線の限界1,500Wを超える電源が登場、大容量化は打ち止めか?) |
その他 148票
□「アキバの10大ニュース」バックナンバー
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/backnum_tokubetu.html#10dai
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