【 2009年4月11日号 】
サーバイベントに神様&改造バカが乱入、Core i5/i3の話題出る
Core i7マザーによる低電圧Xeonのデモも実施
 Nehalem-EP版Xeonをアピールするサーバ系イベント「2009最新サーバプラットフォーム勉強会」が、11日(土)、カフェ ソラーレ リナックスカフェ秋葉原店(ブロックD2-[e2])で開催された。主催はIntel代理店である旭エレクトロニクス。

 本来「Xeonとサーバが中心」のこのイベントだが、一部セッションに“神様”ことIntel 天野氏と“改造バカ”高橋敏也氏が飛び入り参加。未発表の廉価版CPU「Core i5」や「Core i3」の話題が飛び出すなど、自作ユーザー全般にも興味深いものとなった。



  
愛七五三=Core i5/i3?
Atomマザー新モデルも予告
    
 

●“神様”と“改造バカ”の「愛七五三」漫談

 その天野氏と高橋氏の飛び入りセッション。

 Core i7やSSDの基本解説、さらにCore i7 D0ステッピングの話をひとしきりした後、おもむろに飛び出たスライドは「愛」と「七五三」。

 セッションの趣向はこのスライドを高橋氏が読み解く、というものだが、これ、実は事前シナリオ無し&広報事前チェックなしという「放任セッション」。

 スライドを元に「何か」を言わせようとする天野氏と、「これ、言ってもいいの?本当~に言ってもいいの?…………」「私の原稿が全部なくなるとか……」と目に見えて狼狽する高橋氏、という非常に面白い掛け合い漫談が展開。

 そしてしばらくの狼狽ののち、「愛七五三」から「アイファイブ」「アイスリー」という単語が、そして「秋ぐらいに出るといいなぁというCore i5と、来年になるというグラフィック機能付きのCore i3」という発言が高橋氏から飛び出した。内容自体は深くはなく、ネットなどで流布されている情報と同レベルだが、業界漫談としては楽しいものだ。

 セッションの詳しい模様については、以下に動画で掲載したので、是非参照してほしい。


[動画] 天野氏と高橋氏の掛け合い / 13分

●Intel製Atomマザーボード新モデルなどの情報も
 ネットブック用Atom搭載

 その後、危なくない(?)最新情報として、ネットブック用のAtom N270と945GSE+ICH7Mチップセットを搭載したIntelの新マザーボード「Johnstown」の情報が公開された。

 フォームファクタはMini-ITXで、メモリはDDR2 SO-DIMM。拡張スロットはPCIスロットに加え、Miniカードスロットも用意されているという。全高20mmという背の低さや、12V単一供給(ACアダプタ)で動作するといった仕様も特徴という。

 発売時期は「そろそろ?」とか。


次ページ→:Core i7マザーで低電圧Xeonが動作デモ 消費電力160W台

□イベント告知
http://www.aec.co.jp/server/20090411.html

□関連記事
【2009年4月4日】「Nehalem-EP」採用のXeon発売、CPU2個で16スレッド
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20090404/etc_intel.html

Intel Xeon

[撮影協力:旭エレクトロニクス]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。

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