【 2009年5月16日号 】 | |
市場短報:Windows XP Windows XPの一部エディションが入手不能に Pro/Homeが完売のショップも出る |
マイクロソフトが1月末をもって代理店経由での販売を終了するとアナウンスしていたDSP版のWindows XP(以下XP)。それから4ヶ月近くが過ぎ、秋葉原の店頭で入手できなくなったり、売り切れたりしたエディションが出てきつつある。
●64bit版は実質入手不能
Professional/Homeはまだ潤沢、ただし完売店もアリ
まず、現時点で購入できなくなっているのはXP Professional x64 Edition。調査した限りでは、在庫を持つショップや注文を受け付けているショップは確認できず、秋葉原では実質的に(PCの付属品などを除き)入手不可能になったとものと思われる。また、XP Media Center Edition 2005も在庫を確認できたのはパソコンショップ アークのみだ。
一方、XP Professional(以下Pro)やXP Home Edition(以下Home)は多くのショップでまだ購入できるものの、販売の終了をアナウンスしたり、購入制限を設けるショップなどが出始めている。
販売終了のアナウンスを行なっているのは、ドスパラ秋葉原本店とT-ZONE. PC DIY SHOP。ドスパラ秋葉原本店は、Homeの在庫はあるもののProは売り切れで、今後は入荷しない予定という。また、T-ZONE. PC DIY SHOPはProが在庫僅少、Homeが売り切れで、次回入荷は不明としている。
その他の多くのショップではPro、Homeともに在庫がある状態。ただし、BLESS 秋葉原本店ではPro、Homeともに品薄、ZOA 秋葉原本店では在庫は十分にあるものの、「1人1セットのみ購入可能」と制限を付けて販売している。
また、売り切れた際の代理店からの再入荷については、「注文すれば通常通り届く」(ツクモ各店など)、「そろそろ注文できなくなるかもしれない」(BLESS 秋葉原本店)、「予定なし」(クレバリー インターネット館、TWOTOP秋葉原本店)などとしている。
このようにショップ毎に状況が異なるのは、製品を納入する代理店がショップ毎に異なるため。前述の通り、マイクロソフトは1月末をもって代理店経由での販売を終了するとしており、これにより在庫が切れた代理店が出始め、ショップへの影響が出ているものと見られる。とにかく、終息に向かっている製品だけに必要ならば早めに購入するのが良いだろう。
なお、XPは4月14日(火)に「メインストリームサポート」期間から「延長サポート」期間に移っている。延長サポートでは、有償サポートや「セキュリティ更新プログラム」の提供などは受けられるが、無償サポートや新たなService Pack提供はないので、購入する際はこうした点も覚えておきたい。
□Windows デスクトップ製品のライセンス入手可能期間(マイクロソフト)
http://www.microsoft.com/japan/windows/lifecycle/license/default.mspx□関連記事
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