【 2009年7月4日号 】 | |
OC専用の超ハイスペックPhenom「TWKR」が店頭デモ 最大6.612GHzを記録 |
全世界100個限定、AMDが「CPUのF1」と表現するオーバークロック専用CPU「Phenom II X4 42 Black Edition TWKR」の店頭デモが4日(土)、OVERCLOCK WORKSで実施された。会場にはAMDの「兄貴」こと土居 憲太郎氏も来場、液体窒素によるオーバークロックで最大で6.612GHzを達成している。
●全世界100個限定の「オーバークロック専用CPU」
6.612GHzも一瞬達成
「Phenom II X4 42 Black Edition TWKR」は、Phenom II X4 900番台と同じコアを使った「オーバークロック専用CPU」。全世界100個限定の非売品で、動作クロックはもちろん可変。初期設定では2GHzで起動する。
液体窒素冷却の様子
6.584GHz
CPUクロック挑戦機
3DMark2006挑戦機
兄貴もOCに挑戦
15時ごろの会場今回はこのTWKRを複数用意。1個をCPUクロック挑戦用(1コアのみOC)、もう1個を3DMark2006スコアアタック用(全コアOC)としてオーバークロックが行われた。
イベントは14時に開始、比較的早い時間に6.612GHzのクロック記録を一瞬達成するも、安定せずにすぐにダウン。その後、6.4GHz後半までは比較的安定してOCできたものの、6.6GHzに近づくと俄然不安定になる、という状況が続いた。
結局、今日の最大OC記録は「6.612GHz」、CPU-Zで完全に確認が取れたOC記録は「6.48GHz」。同店では今回、事前応募のクロック当て懸賞も行っていたが、こちらは見事「6.61GHz」を当てた人がいたとのこと。
ちなみに3DMark2006スコアアタック用PCは、4コア中2コアが6GHz台、残り2コアは「調整不足」(OVERCLOCK WORKS)とのことで5GHz台でチャレンジ。こちらはスコアアタックの一部でCrossFireがうまく動作せず、いまひとつ伸び悩む結果になったとのこと。
会場には一時40人以上が来店、チャレンジを見守る展開だったが、3時過ぎには来場者向けの体験会も実施。希望者がそれぞれTWKRによるオーバークロックを試していた。
●「TWKR」が景品のOCコンテストもWebで実施中なお、「TWKR」は7月4日からCoDEが実施するWebイベント「Phenom II Black Edition TWKR - OC & Get it! -」の景品として提供される。この大会は、Phenom II X4 955 Black Editionを用いてオーバークロックを競うものだが、「TWKR」は優勝者ではなく、参加者の中から抽選で1名に贈られる。
□Phenom II X4 42 Black Edition TWKRデモイベント&ハイクロック予想(OVERCLOCK WORKS)
http://blog.livedoor.jp/ocworks/archives/51529892.html□Phenom II Black Edition TWKR - OC & Get it!-(CoDE)
http://code.zqwoo.jp/sns_event/index/□関連記事
【2009年7月4日】OC専用の超ハイスペックPhenom「TWKR」が4日にデモ
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20090704/etc_ocworks.html
【2009年6月30日】日本AMD、オーバークロック専用CPU「Phenom II X4 42 TWKR」をデモ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20090630_298568.html
【2009年5月2日】Phenom II X4 955 BEのOCイベント開催、液体窒素で全コア約6GHz
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20090502/etc_ocw2.htmlAMD Phenom II [撮影協力:OVERCLOCK WORKS]