【 2009年12月5日号 】 | |
ICカードで5千円の税金還付、ショップがアピール中 |
2009年も残すところ1ヶ月となったが、来年の確定申告へ向け、TWOTOP秋葉原本店がe-Tax(電子申告)用のICカードリーダーのアピールを始めている。こうしたアピールは毎年末、量販店などでも見られるが、経済環境の厳しい状況下、パーツショップにも及んできたかっこうだ。同店はPOPで「2,000円ちょいのICカードリーダーを買ってほぼ全員に5,000円キャッシュバック!?」と、POPでe-Taxのメリットをアピール。インターネット経由で確定申告を行なうe-Taxを利用すると、所得税から最高5,000円(所得税額が上限)が控除される「電子証明書等特別控除」が適用されるため、カードリーダーを購入してもお得だと説明している。POPには「会社員で年末調整を済まされた方でも、還付申告は可能」「納税さえしていれば、ほぼ全ての人がバッチリ5,000円受け取れる」とも書かれている。
実際にe-Taxを行うためには、住民基本台帳カードや電子証明書なども必要(取得費用はそれぞれ500円程度)だが、5,000円の税額控除が受けられる場合であれば、それらの費用を含めても元は取れそう。確定申告をしなければならないという条件はあるものの、ICカードリーダーを導入する動機としてはいいかもしれない。
なお、電子証明書等特別控除が受けられるのは、平成19年分から平成22年分の申告のうち1回のみ。また、ショップでは「税金に関する問い合わせには答えられないので、その点は税理士事務所や税務署に問い合わせてほしい」と説明している。
同店が販売するICカードリーダーはNTTコミュニケーションズの「SCR3310-NTTCom」(実売価格2,080円)、とソニー「PaSoRi(RC-S330)」(同2,980円)。
□SCR3310-NTTCom(NTTコミュニケーションズ)
http://www.ntt.com/jpki/
□RC-S330(ソニー)
http://www.sony.co.jp/Products/felica/pcrw/rdw_rcs330.html
□e-Tax/電子証明書等特別控除の概要(国税庁)
http://www.e-tax.nta.go.jp/
http://www.e-tax.nta.go.jp/toiawase/qa/yokuaru_koujo01.html
□サラリーマンと電子申告(国税庁)
http://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1904.htmNTTコミュニケーションズ SCR3310-NTTCom [撮影協力:TWOTOP秋葉原本店]