【 2010年1月30日号 】 | |
ClarkdaleのPentiumが4.2GHzでOCデモ ASRockマザーの自動OCで |
ASRock製LGA1156マザーボード「H55M Pro」を用いて、ClarkdaleコアのPentium G6950(クロック2.8GHz)を4.2GHzで動作させるというオーバークロックデモがドスパラ秋葉原本店で実施中だ。今回のデモは、ASRockのIntel H55 Expressチップセット搭載マザーボード「H55」シリーズが持つ独自の自動オーバークロック機能「Turbo 50」を使ったもの。Turbo 50はCPUやメモリ、GPUなどのクロックや電圧などを自動的に調整することでオーバークロックを実現し、同社のテストによれば通常より50%以上高いパフォーマンスが実現できるという。
同店のデモ機は、このTurbo 50を備えるマザーボードのH55M Proに、Pentium G6950やCorsair製DDR3 1600メモリ「CMX4G3M2A1600C9」などを搭載し、OSとしてWindows 7をインストールしたもの。Turbo 50(なお、Pentium G6950搭載時、BIOS画面では「Turbo 100」と表示される」)を有効にしたところ、FSBが通常の133MHzから200MHzに自動調整され、CPUクロック4.2GHzで問題なく動作したという。
ただし、その際には、CPUのクロック倍率が14倍になってしまったり(本来は21倍)、「GFX Voltage」「IGD VID」といった項目が正常に動作しない値に設定されてしまったりといった“副作用”もあったとのこと。その後、これらの項目などを手動で変更(クロック倍率を21倍に、GFX VoltageとIGD VIDを「Auto」に設定)することで正常に動作したという。
マザーボードの自動オーバークロック機能は、ユーザーの思い通りに機能しない事も少なくないが、今回のデモは“OC耐性”が高いと言われるClarkdaleコアのCPUを使ったこともあってか、なかなかの好結果だ。オーバークロックを手軽に楽しみたいのならば、今回のような自動オーバークロック機能搭載マザーボードとClarkdaleを組み合わせてみるのもよいかもしれない。
□H55シリーズ概要(ASRock)
http://www.asrock.com/news/events/2010H55/index.asp?c=Overview□関連記事
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