【 2010年1月16日号 】
ClarkdaleのCore i5でOCデモ、液体窒素で6GHz超え
 32nm製造の「Clarkdale」を液体窒素でオーバークロックさせるデモがOVERCLOCK WORKSで16日(土)に実施、Core i5-670(クロック3.46GHz)を6GHzオーバーで動作させることに成功した。Clarkdaleのオーバークロックデモが店頭で行なわれたのは今回が初めて。

 このデモは、同店で同日に開催されたMSI製LGA1156マザーボード「Big Bang-Fuzion」のイベントにあわせて行なわれたもの。デモ機は、そのBig Bang-FuzionにCore i5-670やGeForce GTX 275搭載ビデオカードなどを搭載したもので、オーバークロッカーが実際にCPUの冷却ヘッドに液体窒素を注ぐ様子なども披露された。

 デモを担当したオーバークロッカーがBig Bang-Fuzionを使うのはこの日が初めて。それもあってか、クロックの世界記録を狙うのではなく、マザーボードのオーバークロック時の特性を探るといった印象が強い内容だったが、それでも最終的にはクロックを6,017.4MHzまでアップさせることに成功した。

 ちなみに、担当オーバークロッカーによれば、32nmプロセス製造のCPUは45nmのものよりオーバークロックがしやすいとのこと。曰く「45nmのCore i7シリーズなどでは5GHz後半で動かすのは難しいが、32nm版CPUならCore i3シリーズでも5.8GHz程度は簡単に出せる」という。

 ただし、Core i7シリーズは、クロックは伸びないもののクアッドコアであるため、マルチスレッドのアプリケーションでのパフォーマンスはデュアルコアのCore i5/i3シリーズよりも高いという。


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MSI Big Bang-Fuzion

[撮影協力:OVERCLOCK WORKS]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。