【 2010年3月20日号 】 | |
新感覚のUSB液晶登場、サブPC気分で動画再生やメモ入力 YouTubeやRSSの表示も可能 |
- まるで「もう1台のPC」のような気分で表示/操作が行える、新感覚のUSB液晶ディスプレイ「FingerVU 436」がSoundGraphから登場した。
販売されているのは国内代理店、WiseTechによる日本語パッケージ品で、実売価格は18,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。本体カラーはブラック、ホワイトの2タイプ。
●「もう一台のPC感覚」で動画や音楽を再生
マウスカーソルには影響なし
この製品は、4.3インチ/480×272ドット表示のタッチパネル付きUSB液晶ディスプレイ。最大の特徴は、「PCとUSB接続することで、USB液晶があたかも独立動作しているような、新感覚の表示/入力デバイスになる」というものだ。具体的には、液晶画面を指先やスタイラスで操作、動画/音楽再生、写真表示、YouTube/Googleニュース/RSS閲覧など、多くの機能を液晶画面で利用可能。
通常のタッチ液晶をサブディスプレイとして使った場合、タッチのたびにマウスカーソルが移動してしまったり、ウィンドウのフォーカスが変わるため、どうしても「メインPCの一部として操作」という感覚になってしまうが、この製品で専用ソフトを使った場合は、PCのメイン画面に影響を与えず、サブ液晶内で操作/表示が完結するのが大きなウリだ。
●多彩な機能を利用可能
ステータス表示やメモ入力、Webブラウザ操作、iTunes連携……また、単体のメディアプレイヤーと比べると、PCのリソースを利用できるのがメリット。
先述したようにGoogleやYouTube、RSS、天気予報などを利用できるほか、PCのCPUクロック/メモリ/HDDの状況表示やメモ入力が可能。また、「iTunesやメディアセンター、Winampを起動した際、そのソフト専用のサブ画面になる」といった連携機能も備えており、パッケージには「インターネットブラウザをタッチ操作」とも書かれている。
ちなみに、SoundGraphのWebサイトでは操作の動画を掲載中。「もう一台のPC感覚」がわかりやすく表現されているので、気になる向きは見てみるといいだろう。
液晶パネルサイズは180×120mm。パネル裏面には付属のスタンドが装着可能で、ピボット機能(90度回転)が利用できる。液晶パネルの主なスペックは応答速度17ms、コントラスト比800:1、輝度300cd/平方メートル。なお、PC側のUSBポートはデータ通信用と電源供給用の2つが必要とされている。
主な付属品はワイヤレスリモコン、スタンド、USB/電源分岐ケーブル、ソフトウェア収録CD。対応OSはWindows 7(32/64bit)/Vista(32/64bit)/XP(32bit)。
パッケージはユニークな三角形タイプ。
なお、SoudGraphでは、ウィジットを自作できるAPIも今月中に公開予定。こうしたソフトを自作できれば、さらに様々な可能性が広がりそうだ。
石丸電気本店では、21日(日)に実演デモも実施予定。
□FingerVU 436(SoundGraph)
http://www.soundgraph.com/fingervu436-feature-jp/
□WiseTech
http://www.wisetech.co.jp/SoundGraph FingerVU 436