【 2010年10月9日号 】
タッチパネル用「導電糸」を計り売り、手袋のままでiPhone操作
※(10/10更新)導電性スタイラスペンの改造に関して追記。

 手袋に縫い付けることで“タッチパッド対応手袋”に仕立てられる「導電糸」を三月兎1号店が販売中だ。実売価格は1mあたり100円で、1m単位で購入できる。

 導電糸とは、その名の通り導電性のある繊維で作られた糸のこと。利用シーンは様々だが、最近はこの糸を用いて“iPhone対応手袋”を自作するという向きが徐々に増えつつある。

 自作といっても、普通の手袋の指先にこの糸を縫い付けるだけ。

 毛糸や皮などの手袋を着けると、静電容量方式のタッチパネルを操作することができなくなってしまうが、この糸を縫い付けて指先に導電性を持たせれば、手袋を着けたままでも操作できるようになるという寸法だ。同店では「バイクグローブなどにも使える」と説明している。

 導電糸は以前から電子部品ショップでも販売されていたが、販売単位は10m以上が多く、同店のように1m単位で買えるのは珍しい。冬に向けてiPhone手袋を自作したい、といった人は同店は要チェックだ。


(10/9追加分)

 ちなみに三月兎では、導電性スタイラスペンのペン先に導電糸を縫いこんだ「改造版導電性スタイラスペン」を自作したとか。

 これは「導電性スタイラスペンのままだと滑りが悪いが、糸を縫いつけることで滑りが良くなる」というコンセプトで作ったもの。制作にはもちろん針と糸が必要で、「20分ぐらいで作れたが、意外と面倒」(ショップ)だそう。


[フラッシュ動画] 導電糸を縫いこんだ手袋でiPhoneを操作 / 11秒
※Youtubeで動画を視聴したい方はこちら


導電糸

[撮影協力:三月兎1号店]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。