USB 3.0カードでは初となるPCIタイプのインターフェイスカード。発売元は玄人志向。 これまでに発売されたUSB 3.0カードは全てPCI Express接続タイプだったが、今回の製品ならPCI ExpressスロットのないPCでもUSB 3.0ポートの増設が可能。 ただし、データ転送速度は「PCIバスの帯域幅(1Gbps)に制限される」とされており、最大5GbpsとされるUSB 3.0の公称値は達成できないが、USB 2.0の公称値(480Mbps)は上回ると思われる。 搭載コントローラチップは、ルネサスエレクトロニクス(旧NECエレクトロニクス)のPCI Express用チップ「μPD720200」で、基板上ではPCI−PCI Expressブリッジを用いて接続されている。また、基板上には基板上には4ピン電源端子が用意されており、使用時は電源供給が必要とされている。 付属品はLowProfileブラケット、CD-ROMなど。対応OSはWindows 7/Vista/XP。 なお、速度以外のUSB 3.0のメリットとしては、バスパワーの強化(500mA→900mA)やコントローラのインテリジェント化によるCPU負荷の低減などもある。玄人志向では、これらのメリットについて特に明言していないため、この製品でどうなるかは不明だが、これらのメリットを利用できる可能性がある。 □関連記事 【2009年11月7日】初のUSB 3.0カードが発売に http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20091107/etc_usb30.html 【9月30日】大原雄介の最新インターフェイス動向 USB 3.0 その5(PC Watch) http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/interface/20100930_396807.html
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