【 2010年12月25日号 】 | |
Intel 天野氏がトークイベント「ゆくCPU・くるCPU」、 Sandy Bridgeはハードウェアエンコーダー搭載? |
25日から開催されている「秋葉原PCゲームフェスタ」では、「神様」ことIntel天野氏も初日に登壇。毎年恒例となっている「ゆくCPU・くるCPU」のセッションを行った。
セッション内容は「今年一年を振り返りつつ、来年の見通しを展望する」というものだ。
なお、「秋葉原PCゲームフェスタ」には関しては別記事を参照のこと。
●Sandy Brdigeはハードウェアエンコーダー搭載?
「CPU重視ならP系」「ハードウェア(んー)コード重視ならH系」?
セッションで最も注目できたのが、来年発売の新型CPU「Sandy Bridge」関連だ。まず、来年の自作ユーザーのタイプとして、「CPUの性能を伸ばしたい“P系の人”」「ハードウェア(んー)コードの性能を伸ばすのにいろいろ考える“H系の人”」「ちょっと前に買ったし1年くらい様子見の“X系の人”」という3タイプを紹介。
これはマザーボードをチップセットで選ぶための考えかただそうで、P系ではカジュアルOCを含む性能向上がしやすく、H系では「ハードウェア(んー)コード」をしやすく、そして「X系の人は1年くらい様子見するのもあり」なんだとか。
逆に言うと、P系では「ハードウェア(んー)コード」がソフト次第で出来ない場合があり、H系ではK付きCPUをつけてもオーバークロックできない場合があるという。
また、関連情報と思われる「来年のiGFX」は、「HWデコーダー&¥こーだーを利用するのにオススメ」「従来性能比ではダントツで、1万円以下のビデオカードは厳しいかも…」と解説。
セッション中には、「Intel Media SDKを使用したH.264エンコードに対応する」という映像編集ソフトが存在することも明かされており、Sandy Brdigeに何らかのハードウェアエンコード機能が搭載されていることが示唆されている。
●そのほかの見通しも披露、SSDは外国人部隊も?
一方、「2010年の懺悔」では、「DMIが倍速化したため、ソケット1156と1155に互換性がなくなったこと」(ただしヒートシンクは互換あり)、「6コアのCore i7-960が安くならなかったこと」「25nmのNANDを搭載したSSDが出なかったこと」などに言及。なお、これらのスライドには、「来年こそ」「再来年こそ」などの抱負(?)もオマケでついており、何かが示唆されているような印象も受ける。このほかにも「LGA1366は2011年も続投」「Mini-ITXも出していきます」「SSDは外国人部隊を急遽採用か?」といった内容もアピール。ズバリそのものから意味深なものまで、いつもの語り口で紹介していた。
なお、Sandy Bridgeは、MSIの対応マザーの発売日が1月9日(日)と予告されているが、天野氏も発売日を「七草粥のちょいちょい」と説明。そして深夜販売については、「ショップの店員さんの負担も大きいし、寒いし、やめましょうよ……」と語り、代わりに解禁日のお昼から氏のセッションがあると明かしている。
□Intel
http://www.intel.com/
□秋葉原PCゲームフェスタ/ステージイベント情報/参加企業一覧
http://www.gamefesta.jp/
http://www.gamefesta.jp/event.html
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