【 2011年1月15日号 】 | |
PCをUSBマスストレージデバイスにするケーブル発売、 ISOイメージもマウントOK |
PCをUSBマスストレージデバイスとして認識させ、「PC内の動画ファイルをメディアプレイヤーなどでそのまま再生できる」というユニークなUSBリンクケーブル「A390」が発売された。実売価格は2,500円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●PCをUSBマスストレージクラスとして認識
単なるUSBケーブルのようにも見えるこの製品だが、実は動画再生を主眼としたUSBリンクケーブル。ケーブルを接続したPCをUSBマスストレージクラスのドライブとして認識させ、ケーブルのもう一端に接続した別のPCやメディアプレイヤーなどからアクセスできるようにするという、変わったコンセプトをウリにしている。製品構成はケーブル本体のみ。ドライバやマニュアルなどは一切同梱されていない。
使い方もシンプル。まず、ケーブルの片側をPCに接続すると、ケーブル内に収録されている専用ソフトが起動するので、そこで任意のフォルダやファイルを指定。その後、ケーブルのもう一端を別のPCなどに接続すると、マスストレージデバイスとして認識され、先に指定したフォルダやファイルにアクセスできる、という寸法だ。
こうしたリンクケーブルは、ネットワークドライブとして認識されたり、専用ソフトでやりとりする例が多いが、この製品ではマスストレージクラスとして認識されるため、それに対応したメディアプレイヤーなどからもアクセスが可能という。具体的な対応プレイヤーは不明だが、パッケージの表記によれば「1080p動画の再生も可能」とされる。
認識されたデバイスなお、フォルダやファイルを直接指定する代わりに、CD/DVDドライブやISOイメージファイルをアクセス先として指定することも可能。編集部でテストしたところ、ISOイメージをマウントしたこのケーブルを使って、サブPCをブートさせることも可能だった。また、テストした範囲では(ファイル/フォルダ共有時を含め)サブPC側からの書き込みはできないようだ。
ちなみに、この製品の細かい使用感については、一部Twitterでつぶやかれている例もある。これらのつぶやきは記事URLで検索することで参照可能だ。
ケーブル A390 [撮影協力:あきばお〜零]