【 2011年4月8日 】
完全無音の1キースイッチが発売、麻雀牌風
マクロ設定OK、隠しボタンにも最適?

※(4/9更新)発売を確認。

 触れるだけで押下できる親指サイズのキー入力デバイス「BitTouch」がビット・トレード・ワンから発売された。実売価格は1個2,880円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 まったく無音で操作できること、サイズが小さいことから、キーボード脇に配置するサブキーとして使ったり、「隠しボタン」として活用するなど、工夫次第で様々な使い方が考えられそうだ。


●完全無音の1キースイッチ、入力内容はカスタマイズOK

 この製品は、静電容量式タッチセンサーを内蔵した親指サイズの入力デバイス。外見は「USBコネクタ付きの麻雀牌」で、サイズは幅30×高さ18×奥行き20mmほど。

 入力スイッチとしてはタッチセンサー×1のみのシンプルさだが、専用ソフトと併用することでPCの様々な操作をワンタッチで行なえるのが特徴。

 具体的には、キーボードの任意のキー、マウスの左右クリック/ホイール操作/カーソル移動、ジョイパッドの上下左右移動・任意ボタン(1〜12ボタン)などを専用ソフトで割り当て可能。割り当て内容はデバイス側に登録される構造だ。

 また、設定が複雑になる代わり、マクロ入力をキーに登録できる専用ソフトも用意、さらにオンラインソフト「AutoHotKey」と組み合わせることで「Firefox起動キー」などを実現する方法も製品情報ページで解説されている。

 また、タッチセンサーの感度調整も専用の設定ツールで行える。設定次第では、手を1cm程度に近づけただけでも反応する、といったことも可能という。PC1台への最大接続数は8個。設定ツールで個々に違った入力を割り当てるといったこともできる。

 付属品はUSBケーブル(長さ1.5m)や装飾用のステッカー(12枚)。対応OSはWindows 7/Vista/XPで、64bit版での動作も確認済みという。


●キーボード脇や足元、机の裏などに配置可能
 ユニークなキーラベルも付属


この距離で反応するような設定も可能
 1キーしかないものの、完全に無音で、なおかつ小型という入力デバイスはかなり珍しい。メーカーでは「キーボード横に配置」「足元に配置」「机の裏に配置」といったアイデアを披露しており、「追加のマクロボタン」や「ボスが来たボタン」、あるいは何らかのセンサーとして使うなどアイデア次第で様々に応用できる製品といえそう。

 ちなみに、「最大8個装着できる」ということを活かすためか、製品には12枚のイラストラベルが付属。「とまります」「Favorite」とといった実用的(?)なものから、萌えキャラ、牛とUFOが描かれたイラスト、果ては指紋マークといった謎のものまで用意されている。このラベルは多数のデザインがあるそうで、「個々の製品に入っているものはランダム」(ショップ)なんだとか。マニュアルにはビット・トレード・ワンオリジナルのキャラクター「びと子さん」も描かれており、遊び心も満載だ。

 なお、短時間だがテストしてみたところ、確かに軽いタッチで全くの無音入力が可能。感度次第では触れずに操作することもできたが、あまり高感度にすると誤入力することもあった。また、感度次第では靴下+サンダル越しでも操作できたため、「無音フットペダル」として使うこともできそうだ。ちなみに本体はあまりに軽いため、付属USBケーブルで使う場合は両面テープなどで固定したほうが便利だろう。


□製品情報
http://bit-trade-one.co.jp/BTOpicture/Products/001-BT/index.html
http://a-desk.jp/modules/forum_module/index.php?cat_id=4

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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20100911/etc_tradeone.html


ビット・トレード・ワン BitTouch

[撮影協力:三月兎2号店]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。