【 2011年6月24日 】 | |
OC向けのGTX 580カードが発売、ASUS製 チューン機能を多数搭載 / 箱はマザー並み |
カード上のボタンでGPU電圧が調節できるなど、豊富なチューニング機能を備えたGeForce GTX 580カード「MATRIX GTX580 P/2DIS/1536MD5」がASUSから発売された。カードは3スロット分の厚さがある。
実売価格は62,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
●OC向け機能を多数搭載
MATRIX GTX580 P/2DIS/1536MD5はオーバークロッカー向けとされたGeForce GTX 580搭載PCI Express x16対応ビデオカード。オーバークロックの際に使える様々なチューニング機能を備えているのが特徴だ。
左はマザーボードの外箱カードの端には、GPU電圧を10段階に調節する「+」「-」ボタンや、冷却ファンの回転数を強制的に100%にする「100%」ボタンを装備。さらに、ブラケット部分には、ビデオカードBIOSを出荷時の内容に戻して起動する「Safe Mode」ボタンを備えている。なお、付属ソフトでは、ビデオカードBIOSのクロック情報などを書き換えることができる。
また、GPUやメモリの電圧をテスターなどで計測できる接点「ProbeIt」や、通常より性能を高めたという電源回路「Super Alloy Power」も搭載。Super Alloy Powerでは、オリジナル素材の使用などで低温化を図ったチョークコイルを用いており、長寿命化や対応電圧の拡大、オーバークロック動作の安定化などを実現したとしている。
冷却システムは、ヒートパイプをGPUに接触させることで熱移動を大幅に効率化したという「DirectCU II」を採用。放熱フィンが大型化されており、カードサイズは3スロット分と厚いが、1スロットや2スロットサイズのクーラーにより高い冷却性能を実現したという。
このほか、GPUの負荷の高さに応じてカード側面のMATRIXロゴが5色に変化するというユニークなインジケーター「5 Level LED Indicator」も備えている。
搭載メモリはGDDR5 1536MB。クロックはコア816MHz、メモリ4,008MHz。映像端子はDisplayPort、HDMI、DVI(2基)を備える。
ちなみに外箱のサイズはビデオカードにあるまじき巨大さ。同社が発売するゲーマー向けマザーボード「CROSSHAIR V FORMULA」よりもサイズが大きい。
□MATRIX GTX580 P/2DIS/1536MD5(ASUSTeK Computer)
http://www.asus.co.jp/Graphics_Cards/NVIDIA_Series/MATRIX_GTX580_P2DIS1536MD5/□関連記事
【2010年11月20日】OC版のGeForce GTX 580が発売に
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20101120/etc_inno.htmlASUS MATRIX GTX580 P/2DIS/1536MD5 [撮影協力:ツクモパソコン本店とソフマップ 秋葉原 リユース総合館とドスパラパーツ館とフェイス 秋葉原本店とクレバリー1号店]