【 2011年10月8日 】
書き込みの速い高速SSDがプレクスターから
公称320MB/s

 Plextorブランドの2.5インチSSDの新モデル「M2P」シリーズが登場、容量128GBモデル「PX-128M2P」が発売された。

 公称ライト速度が320MB/sと速いのが特徴で、最近の同容量クラスのSSDでは頭抜けた性能だ。実売価格は2万円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。


●Marvell製コントローラと東芝製フラッシュを搭載
 公称ライトは320MB/s

 M2Pは6Gbps SATAに対応した2.5インチSSD。東芝製のMLC NANDフラッシュやDDR3メモリによるキャッシュ(128GBモデルは256MB、256GBモデルは512MB)、Marvell製コントローラ「88SS9174」を搭載し、従来の「M2S」シリーズを上回るパフォーマンスを実現したとしている。

 最大の特徴は、高いライト性能をうたっている点だ。128GBモデルの製品情報では、シーケンシャルアクセス時の最大データ転送速度がリード500MB/s、ライト320MB/sとされており、リード速度は同容量クラスのCrucial製「m4」やPatriot Memory製「Wildfire」などに及ばないものの、ライト速度はm4(260MB/s)を上回る。

 また、代理店のリンクスが公開しているCrystalDiskMark(ランダム設定)でのベンチマークによると、ライト速度はほぼスペックどおりの319MB/s。これは、本誌が行なったWildfireのベンチマーク(261MB/s前後)を上回る数値だ。

 なお、今回は販売を確認していないが、256GBモデルではさらに高いライト440MB/sを公称。リンクスによるCrystalDiskMark(ランダム設定)でのベンチマークでは429.2MB/sを計測したという。

 このほか、ランダムアクセス性能(4K)はリード70,000IOPS、ライト65,000IOPSを公称。大量のデータ書き込み後の速度低下を抑えるという「Instant Restore」や、各メモリブロックに均一にデータを書き込むことでSSDの劣化やパフォーマンス低下を抑えるという「Dynamic Wear Leveling」などの機能も搭載している。

 本体サイズは100×70×9.5mm、重量は67g。3.5インチベイに装着するためのマウンタや固定用ネジなどが付属する。


□M2P(Plextor)
http://www.goplextor.com/jp/index.php/m2p
□PX-128M2P/PX-256M2P(リンクスインターナショナル)
http://www.links.co.jp/items/plextor-ssd/px128m2p.html

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プレクスター PX-128M2P

[撮影協力:PC DIY SHOP FreeTパソコンショップ アーク]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。