ヒートシンクによるHDD冷却システムや、防塵性を高める正圧設計を採用したタワーケース。メーカーはSilverStone。電源は非搭載。 TJ04-Eは2004年に登場した同社製PCケース「TJ04」の発展型とも呼べる製品。前面のデザインなど外観は大きく変更しない一方で、新機能が盛り込まれている。 その一つは、ヒートシンクを用いたHDDの冷却システム。3.5インチシャドウベイに搭載したHDDに、付属ヒートシンクを装着することで、ケースファンを併用した冷却が行なえるようになる。ヒートシンクに伝わったHDDの熱は、右側面の吸気ファンによる送風で冷却される仕組み。 代理店のマスタードシードによれば、このHDD冷却システムは「冷やしすぎない設計」も特徴という。同社は「HDDは温度が低すぎても故障率が上がるため、適温に冷却する設計とした」とメリットをアピールしている。 新機能のもう一つは、正圧設計による防塵性の向上。排気ファンより吸気ファンを多く搭載することで筐体内の気圧を外部より高く保ち、隙間などからホコリが入るのを防ぐという。 また、筐体の全ての吸気口にはフィルターが装着。フィルターは側面パネルなどを開けなくても取り外しが可能で、掃除などが簡単に行なえる。 本体サイズは幅214×高さ489×奥行き489mm。ドライブベイ数は5インチ×4、3.5インチシャドウ×9、2.5インチシャドウ×6。ケースファンは右側面(吸気)、上面(吸気)、背面(排気)に120mmサイズを各1基備える。 なお、HDD用ヒートシンクなどが省略された廉価シリーズ「KL04」も同日に発売されている。
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