8台のHDDが搭載可能なArecaの企業向けRAIDユニット。 ARC-8040は800MHzのRoCや512MBのDDR2 800メモリを搭載した6Gbps SAS/SATA対応のRAIDユニット。採用RoCについては、LSIの「LSISAS2116」とされている。 タワー型筐体の前面に8基のホットスワップベイを備え、最大8台のHDDでRAID 0/1/10/3/5/6/30/50/60、JBOD構成のドライブが構築できる。PCとの接続インターフェイスはSFF-8088。 パフォーマンスについては、8台のSAS HDDをRAID 0構築した場合で約1,500MB/sという、非常に高いデータ転送速度がうたわれている。 Arecaが公開しているテスト結果によると、Seagateの6Gbps SAS HDD「ST3300657SS」(8台)などを使用した環境において、Iometerでシーケンシャルリード1422.67MB/s、シーケンシャルライト1461.45MB/sという結果だったという。 また、SAS Expanderを内蔵し、多段構成に対応しているのも特徴。同じくHDDが最大8台搭載可能な同社の6Gbps SAS/SATA対応HDDケース「ARC-4036」を追加することで、使用できるHDDの台数を増やすことができる。 ただし、Arecaの製品情報では「SAS Expanderにより最大122デバイスまで使用できる」とされているが、代理店のキングテックは多段構成について「現状、安定動作するのは2段まで」としている。 なお、オリオスペックによれば、多段構成により最大32台までHDDを搭載することが可能で、その32台のHDDでRAIO 0を構築することもできるという。 本体サイズは高さ302×幅146×奥行き290mm。本体背面には2基のSFF-8088ポート(1ポートあたりの最大転送速度は6Gbps)や、マネジメントポート(RJ-45、RJ-11各1基)を備える。また、2基の90mmファンを内蔵する。電源容量は220W。
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