Linuxがプリインストール、PCに接続してすぐにOSが使えるユニークなSSD。メーカーはクラムワークス。ラインナップは2.5インチIDE-HDDモデルと同Serial ATA-HDDモデルの2種で、このほかUSBメモリモデルも販売されている。 これら製品は容量8GBのフラッシュメモリを内蔵したドライブ機器。OSのUbuntu 12.04 LTS(32bit版)があらかじめインストールされており、PCに接続すればすぐにOSが使用できる。 古いPCや低スペックのPCが活用できるのも特徴で、同社によれば、Intel Atom相当以上のCPUと、512MB以上のメモリを搭載したPCであれば動作するという。IDE接続モデルが用意されているので、SATAインターフェイスを持たない古いノートPCでも使用可能。ちなみに、OSの起動速度はPentium Mで約20秒、Atom N270で約30秒という。 ただし、CPUについては、Pentium II/III以前のものは対象外とされている。 ドライブは通常「書き込み禁止モード」で動作するが、「書き込み可能モード」 に設定することでソフトの追加やアップデートといったメンテナンスも可能。また、書き込み可能モードに切り替えても、シャットダウンすると自動的に書き込み禁止モードに戻るという。 こうして、ドライブを基本的に書き込み禁止状態にすることで、ウイルス感染や不正なデータ改ざんを防げるとしている。 他のモデルにドライブの内容を丸ごとコピーできる「クローン機能」 も装備。SATAモデルからUSBモデルに、USBモデルからIDEモデルにといった、異なるモデルに環境を引き継いだり、バックアップしたりするのに利用できる。 ただし、ドライブのパーティション構成を変更することはできない。同社によれば、パーティション構成を変えるとOSが起動できなくなり、初期設定状態に戻すこともできなくなるとのことなので要注意。 ドライブの空き容量は約4.2GB。接続インターフェイスは、2.5インチHDDタイプが1.5Gbps SATAまたはUltra ATA/66、USBメモリタイプがUSB 2.0/1.1。本体サイズは、2.5インチHDDタイプが幅70×高さ7.9×奥行き100mm、USBメモリタイプが幅18.4×高さ9.4×奥行き58.2mm。
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