プロジェクタを搭載したSAMSUNG製のスマートフォン。本体カメラで撮影中の映像を投影することもできる。 この製品は国内未発売のAndroid 2.3搭載スマートフォンで、ハンディプロジェクタとしても使えるのが特徴。本体上側に映像出力部があり、ディスプレイに表示中の画面をそのまま投影できる。プロジェクタの輝度は15ルーメン、解像度は640×360ドット。 プロジェクタの操作には専用アプリを使用。通常の画面出力をそのまま投影できるほか、本体カメラで撮影中の映像を投影する「OHP」モードや、投影中に指で画面に線などを書き込める「Quick pad」といった機能も備える。フォーカスの変更はタッチ操作で行なえる。 ちなみにプロジェクタの見え具合はなかなかのもの。これまで出ていた「スマートフォン一体型プロジェクタ」とは一線を画す投影内容で、フォーカスもよく、また投影する明るさも明るい。具体的には、蛍光灯下の室内で白い壁に投影しても、陰影の強い設定画面などは十分文字が読めている。また、室内の濃灰色の壁であればカラー映像も十分見える。また、距離という点では、最短では15cm程度、最長で3mほどで視認ができた。なお、3mほど先の投影面積はほぼエレベータの扉大。 ただし、プロジェクタを搭載するとあって、本体は厚さ12.5mmと最近のスマートフォンとしてはやや厚い。本体サイズは124×64.2×12.5mm、重量は145.3g。ディスプレイサイズは4インチ(800×480ドット)。 搭載CPUのクロックは1GHz(デュアルコア)。メモリ容量については、Webサイトの製品情報では「RAM 6Gb」(バイト換算で750MB)、「iNAND 8GB」とされている。 主な搭載機能は無線LAN(IEEE 802.11b/g/n)、Bluetooth 3.0+HS、Micro USB、microSDカードスロット(最大32GB)。 パッケージ記載の対応回線は「GSM 850/900/1800/1900」「HSDPA 850/900/1900/2100」。予備バッテリーや、バッテリーの充電が可能なスタンドなどが付属する。 □関連記事 【2012年2月28日】サムスンがNoteカテゴリーの戦略を解説、GALAXY Note 10.1も展示(ケータイ Watch) http://k-tai.impress.co.jp/docs/event/mwc2012/20120228_515095.html 【2012年1月18日】iPhone 4/4S用の「プロジェクタ内蔵ケース」登場、前方に投影 http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20120121/etc_kidigi.html
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