HDDとSSDを組み合わせ、「実質的なSSD容量を2倍に増やす」とうたうアダプタ。メーカーはICY DOCK。なお、SATAは3Gbpsまでの対応のため、速度重視の用途には向かないが、ハイブリッドストレージ系の製品としては新しいコンセプトのモデル。 MB882HX-1SBは、3.5インチベイに対応した2.5インチSSDマウンタ兼制御基板。2.5インチSATA-SSDをその内部にを組み込み、さらにHDDを接続、そしてマザーボードなどと基板のSATAポートを繋げることで動作する。 何よりユニークなのは、SSDの容量をHDDで倍増させる、という謳い文句。 この製品では、例えば128GBのSSDと1TBのHDDを組み合わせることで、256GBの「高速パーティション」と、744GBの通常パーティションの2つができる。高速パーティションは「HDDの最大2倍速で読み書きできる」（同社）とされ、これが「SSD容量を2倍に増やす」の根拠のよう。 ICY DOCKでは、推奨するSSDとして「廉価な3Gbps SATAクラスのもの」と説明しており、たしかにこのクラスのSSDと最近のHDDを組み合わせれば、HDDの速度の2倍≒SSD速度という計算になる。Webサイトでは、元のSSDがリード265MB/s、ライト220MB/sでHDDがリード130MB/s、ライト120MB/sの場合、高速パーティションはリード250MB/s、ライト220MB/sになるという実例も挙げている。 専用ソフトのインストールなどは不要。マニュアルによれば、BIOSからは1ドライブとして、OSからは2パーティションとして認識され、ブートドライブとして用いることも可能という。 本体サイズは146.6×101.6×25.4mm。 □関連記事
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http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20111001/etc_ocz.html
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