今週見つけた主な新製品　(2013年8月24日)

　 ワークステーション向けのASUS製Z87搭載マザーボード。

　対応CPUは、Xeon E3-1200/1205 v3シリーズ、Core i7/i5/i3、Pentium、Celeron。PLX PEX8784を搭載しており、4Way構成のSLI/CROSSFIREに対応している。

　主な搭載デバイスはHDMI/Mini-DisplayPort/DisplayPort出力、8chサウンド、デュアル1000Base-T LAN(Intel I210)、IEEE 1394、mSATA、eSATAなど。

　 Haswell向けの廉価チップセット「Intel H81 Express」を搭載したマザーボード。メーカーはASRockで、microATXモデルが2種類、Mini-ITXモデルが1種類発売されている。

　Intel H81 Expressは、Intel 8シリーズチップセットの新たな下位モデル。22日（水）時点ではIntelのWebサイトで製品情報が公開されていないが、代理店のマスタードシードは「ローエンド向けチップセット」と位置付けている。

　上位のIntel H87 Expressとの主な違いはSATAポートの構成。H87が6Gbps SATA×6なのに対し、H81は6Gbps SATA×2、3Gbps SATA×2となっている。

　今回登場した3製品の中で注目なのが、Mini-ITXマザーとしては実売8千円台と安価なH81M-ITX。同じくローエンド向けチップセットのIntel B85 Expressを搭載した同社の「B85M-ITX」よりも安く、コスト重視派にとっては有力な選択肢と言える。

　拡張スロット数は、H81MがPCIe2.0 x16×2（Quad CrossFireXサポート、1基はx4モードで動作）、PCI×2、H81M-HDSがPCIe2.0 x16×1、PCIe2.0 x1×1、H81M-ITXがPCIe 2.0 x16×1。DIMMスロットはいずれも2基（DDR3 1600/1333/1066、最大16GB）。

　なお、H81MとH81M-ITXは「ホームクラウド」向けがうたわれており、高音質7.1チャンネルサウンドの「Premium Blu-ray Audio」や、Qualcomm Atheros AR8171チップによる1000Base-T LANなどが搭載されている（H81M-HDSは5.1チャンネルサウンド、Realtek RTL8111Gチップによる1000Base-T LANが搭載）。

　 オーバークロック仕様のGeFoece GTX 660ビデオカード。メーカーはZOTAC。

　搭載メモリはGDDR5 2GB。動作クロックはコア980MHz(ブースト時1,033MHz)/メモリ6,008MHz。

　 バイオハザード6がバンドルされたMSI製GeForce GTX 650ビデオカード。搭載メモリはGDDR5 1GB。

　 Dolbyテクノロジーによる7.1chサラウンドに対応したゲーム向けヘッドセット。メーカーはロジクールで、本体色はブラック+ブルー。

　ノイズキャンセリング機能搭載のマイクを搭載するほか、アナログ接続からUSB接続に変換するアダプタが付属している。

　 12Gbps SASに対応したインターフェイスカード。メーカーはLSI。

　内部4ポートの「SAS 9300-4i」、内部4ポート/外部4ポートの「SAS 9300-4i4e」、内部8ポートの「SAS 9300-8i」、外部8ポートの「SAS 9300-8e」が発売されており、「SAS 9300-8i」のみケーブル付きモデルも発売されている。

　　12Gbps SASインターフェイスは、現行の6Gbps SASインターフェイスの上位タイプとして規格化されたもの。5月に対応ケーブルがショップに入荷していたが、HDD/SSDやインターフェイスカードは未発売だった。

　そのHDD/SSDなどについては「入荷時期は不明」（同店）とされる。ただし、HGSTやSeagateがエンタープライズ向けSSDを発表しており、今後、これらが入荷してくることになると思われる。

　今回登場したSAS 9300ファミリは、いずれもPCI Express 3.0 x8接続でLowProfileタイプのカード。同社によれば、1百万IOPS超という高いランダムアクセス性能を実現したほか、ストリーミングアプリケーションにおいては6,000MB/s超のスループットを発揮するという。

　搭載コントローラはSAS 9300-4iが「SAS3004」、他の3モデルが「SAS3008」。コネクタ形状は内部がSFF-8643、外部がSFF-8644で、別売りのMini-SAS HDケーブルを介して、1基のコネクタで最大4基の12Gbps SATA/SASポートが使用できる。接続可能な最大デバイス数は1,024。

　12Gbps SAS対応ケーブルも同時に発売されおり、ドライブ4台用ファンアウトケーブル、Mini-SAS HD - Mini-SAS HDケーブル、Mini-SAS - Mini-SAS HD変換ケーブルなども同時に発売されている。

　 mSATA SSD用スロットを2つ備えたPCI Express x1カード型のインターフェイスカード。メーカーはBplus Technology。

　搭載コントローラはASMedia ASM1061で、装着したmSATA SSDからのブートが行える。なお、RAID機能は非搭載。

　電力は通常、PCI Express x1スロットからの給電で十分とされているが、足りない場合はSATA用電源コネクタで追加給電が行える。

　ブラケットはLowProfileサイズ。

　 SAMSUNG製SSD「SSD 840 EVO」シリーズのデータ移行キット付属モデル。デスクトップPC向けタイプとノートPC向けタイプの2種類があり、前者は容量250GBモデルと120GBモデルが、後者は250GBモデルが発売されている。

　デスクトップPC向けタイプにはSATA - USB 2.0変換ケーブルや3.5インチベイ固定用マウンタが、ノートPC向けタイプにはSATA - USB 3.0変換ケーブルや9.5mm厚にする調節用スペーサーなどが付属している。

　 WesternDigitalのエンタープライズ向けHDDの新モデル。容量は1TBで、同社の「WD RE」シリーズに属する製品。

　ディスク回転数は7,200rpmで、バッファ容量は64MB。

　 パイオニアのBlu-rayドライブ「BDR-208JBK」の国内生産モデル。

　青森県の十和田パイオニアで製造されたモデルで、限定生産品。主な書き込み速度はBD-R 15倍速、BD-R DL 14倍速、DVD±R 16倍速など。

　ちなみに、十和田パイオニア産をうたうドライブは、上位の「BDR-S08J」などがある。.

　 前面に木目調パネルを採用したiStarUSA製リムーバブルHDDケース。代理店はセンチュリー。

　BPN-DE230SS-WBは、2月に登場したリムーバブルHDDケース「BPN-DE230SS」シリーズのカラーバリエーションモデル。5インチベイ2段のスペースに内蔵し、最大3基の3.5インチSATA HDDが着脱できる。

　既存モデルでは前面パネル（着脱レバー）にシルバーなどのメタリックカラーが用いられていたが、今モデルではそれらとは異なる木目調が採用。ブラックのアルミフレームとあいまって、渋い雰囲気を醸している。

　本体サイズなどのスペックは従来同様。本体サイズは幅146×高さ86×奥行き194mm、重量は約840g。本体背面には70mmファンが内蔵されており、スイッチでファン回転数を2段階（2,400rpm/3,000rpm）に設定できる。ノイズレベルは33.2dB（3,000rpm時）。

　ホットスワップは比対応。なお、iStarUSAの製品情報ページではSAS対応がうたわれているが、パッケージの日本語表記では従来同様「SAS HDDは使用できない」とされている。

　 5インチベイ1段に3.5インチSATAドライブ×1台と2.5インチSATAドライブ×1台を搭載可能なリムーバブルケース。メーカーはSTARDOM。

　 南京錠の形をしたUSB 3.0メモリ。メーカーはPQIで、容量は8GB/16GB/32GBの3モデル。

　錠前の機能は有しておらず、掛け金(ツル)は開閉しない。USBコネクタ部は、掛け金を引き抜くことで現れる仕組み。

　 SAMSUNG製の7インチタブレット「GALAXY Tab 3 7.0」のブラウンモデル。

　入荷したのは海外直輸入の3G通信対応版で、SIMフリーモデル。

　 GALAXY風デザインの中華系スマートフォン。販売元は恵安。

　ディスプレイサイズは5インチ(IPS)で、解像度は1,280×720ピクセル。SIMカードスロットは2基で、GSM 850/900/1800/1900MHz、WCDMA 850/2100MHzに対応しているという。

　搭載CPUはMediaTek MT6589-1.2GHz QuadCore、メモリ容量は1GB。ストレージは8GBで、MicroSDカードスロットを搭載。このほか、GPSや電子コンパス、カメラ(リア/フロント)なども備えている。

　背面パネルは2種類付属しており、通常タイプとフリップカバー付きが付属している。

　 Xperia Z Ultra用のカバーケース。カラーはブラック。

　Xperia Z Ultra用周辺アクセサリーの販売は珍しい。

　 Xperia A/ZR向けの交換用バッテリー。容量2,300mAhのモデルと、交換用背面ケース付きの容量4,600mAhのモデルが発売されている。

　容量4,600mAhモデルは、ケースカラーの違いで2製品が発売中。

　 迷彩柄のスマートフォン向け簡易防水ケース。発売元は上海問屋で、カラーは2色。

　アウトドア向けの製品で、上部にミニコンパスが用意されている。

　 3ポートUSBハブ(USB 2.0)が一体となったiPhone 5向けの充電クレードル。

　 Google純正のQi対応無接点充電用送電パッドによく似たデザインのQi対応伝送パッド。本体、パッケージともにかなりGoogle純正品に似たものとなっている。

　「出力は5V/1.0A対応」(ショップ)とされており、Nexus 4のほか、新型Nexus 7なども充電できたという。

　 半田ごてなどで組み立てるポータブルヘッドフォンアンプの自作キット。メーカーはビット・トレード・ワン。

　基板やオペアンプ、トランジスタ、抵抗、外装ケースなどの単体パーツがセットになったパッケージで、半田ごてなどを使ってヘッドフォンアンプをユーザー自身が組み立てるという製品。

　アンプとしてのウリは「ヘッドフォンのインピーダンス変動に影響されず、音量を忠実に再現する」(メーカー)とされており、内部の調整用抵抗を交換することで様々なヘッドフォンに最適化できるという。付属するオペアンプは「JRC 4580DD」。

　本体は単四電池×4本で動作する。

　 3,200mAhのバッテリーを内蔵したGALAXY S4用ケース。

　カラーはホワイトとブラック。背面カバーのみの通常モデルと、フリップカバー付きモデルの2タイプが発売されている。

　 ヘッドレスト部分にタブレットを固定できる車載向けのタブレットマウンタ。

　 2インチ液晶ディスプレイを搭載した手のひらサイズの小型ビデオカメラ。

　撮影解像度は1,280×720ピクセル(24fps)または640×480ピクセル(30fps)で、内蔵メモリは非搭載(microSDカード対応)。

　本体は上下反転機能を搭載しているため、カメラの上下を気にせずにどちらの向きでも録画ができる。

　 秤（はかり）を内蔵するというユニークなマウス。

　この製品は、その名の通りデジタルスケールを搭載したUSB接続の光学式マウス。これまでにも「ヒーター内蔵マウス」「マイナスイオン発生マウス」など、一風変わった機能を備えたマウスが登場しているが、今回の製品もそれらに劣らぬ異色作。

　デジタルスケールは、本体表面の手前のカバーを外すと現れる。重量は液晶画面に0.1g単位で表示され、最大500gまで計量が可能。「ネジやジュエリーなどちょっとした小物の計量に便利」（上海問屋）という。

　また、容器などの重量を除いて計測できる「風袋機能」ボタンや、単位の切り替えボタン（g/oz/gn/ct）も用意されている。

　なお、デジタルスケールはマウスから取り外すことができるので、マウス自身の重さを量るというユニークな使い方も可能。ちなみに、実際に量ってみたところ81.4gだった（製品情報での全体重量は約130g）。

　本体サイズは、マウスが幅65×高さ30×奥行き120mm、デジタルスケールが幅60×高さ20×奥行き60mm。デジタルスケールはバスパワーでは動作せず、別途用意した単4形電池2本を内蔵する必要がある。

　 マルチタッチ対応タッチパッドを搭載したロジクール製ワイヤレスキーボード「Wireless Touch Keyboard k400r」のホワイトモデル。

　Windows 8のジェスチャー操作に対応している点や、同社の接続方式Unifyingに対応している点などは変わりない。

　 Phanteksのトップフロー型CPUクーラー「PH-TC14CS」のカラーバリエーションモデル。レッドとブルーが新たに発売されている。

　対応CPUソケットはLGA 2011/1150/1155/Socekt AM3+/FM2など。搭載ファンは14cm(1,300rpm)×2基。

　 板状のヒートパイプともいえる「ベイパーチャンバー」を搭載したCOOLER MASTER製CPUクーラーの新モデル。

　サイドフロー型の製品で、ベイパーチャンバー+4本のヒートパイプや12cmファンを搭載する。ちなみに、ベイパーチャンバーを搭載するCPUクーラーは、昨年7月に「TPC 812」が発売されている。

　対応CPUソケットはLGA 2011/1150/Socket AM3+/FM2など。

　 約18年間の連続稼動が可能という長寿命の12cmファン。メーカーはCooler Masterで、発光機能付き(内蔵LED色はレッド、ブルー、グリーンの3色がラインナップ)。

　これら製品は、公称の動作寿命が16万時間という120mmサイズのファン。

　同社によれば「ポリアセタール（POM）樹脂を使用した最新の第4世代ベアリングを用いることで、耐久性が飛躍的に向上した」という。動作寿命は「公称16万時間」とうたわれており、「24時間連続稼働しても約18年間動作し続ける」という。

　また、ベアリングを保護する「スマートファンエンジン機能」も搭載。パーツやケーブルなどが干渉してファンの回転が止まった際に、自動的に動作を停止、ベアリングの損傷を防ぐとしている。障害が取り除かれると、自動的にファンが再起動するという。

　本体サイズは120×120×25mm。ファン回転数は2,000rpm。ノイズレベルは19dB。風量は90CFM。電源コネクタは3ピンタイプ。付属品は取り付け用ネジ（4本）、電源変換ケーブル（3ピン−ペリフェラル4ピン）。製品の保証期間などは不明。

　 ケース側面に水冷ラジエータ搭載用マウンタを備えたLIAN-LIのPCケース。ATX対応モデルのPC-10NとmicroATX対応のPC-V360が発売されている。

　ケース側面にラジエーター搭載マウンタをモデルで、マウンタは最大で240mmまでのラジエーターを固定可能。またケース側面には吸気用の穴が空けられており、ラジエーターに直接外気をあてられる構造になっている。

　発売されたのは2モデルともにブラックカラーのモデル。電源搭載位置はATX対応モデルが下部、microATX対応モデルが上部となっている。

　 Adobe RGBカバー率99%をうたい、解像度が2,560×1,440ドットのASUS製27インチ液晶ディスプレイ。

　同社のプロフェッショナル向けモデルで、Adobe RGBのほかにsRGBカバー率100%もうたわれている。

　パネルには透過率の高いAH-IPS液晶を採用し、ピボットに対応している。