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ツクモのインテリアPC第2弾は「流木PC」!?
インテリアなのにアウトドア風! 男のロマンが詰まった1台が完成
提供:TSUKUMO
2020/03/20
ツクモが提案する「インテリアPC」の第1弾として、2019年12月に女性DIYer・maiさんの製作する「アンティークな雰囲気のお花屋さん」をイメージしたPCが登場した。オリジナリティあふれる、光るPCとはまた違ったかわいらしいそのたたずまいに、DIY欲やインスピレーションが刺激された人も少なくないはずだ。
自由な発想で外装を作り込む、いわゆる「MOD PC」の一種である生活に溶け込んだインテリアPC。その第2弾の展示が3月からスタートした。新たなインテリアPCは、自然にある木材をふんだんに使い、アウトドアの雰囲気を前面に押し出したもの。単なる木材ではなく流木を選んでいるのがポイントだ。
製作者は都内に住むKEN氏。キャンプなどのアウトドアアクティビティーが趣味で、それが高じて新築した自宅もキャンプ風にDIYしてしまったという。そんな同氏のご自宅にお邪魔して、「流木PC」とでも呼べそうなそのユニークな自作PCをチェックしてきた。
なお、今回紹介するKEN氏のインテリアPCは、2020年3月20日から当面の間、LABI新宿西口館の7~8階にあるツクモ新宿西口店で展示される(展示場所は8階)。PCパーツや周辺機器を購入する際には、ぜひ展示場所に立ち寄って間近で鑑賞していってほしい。
室内がなぜかキャンプ場に!?
KEN氏の自宅に足を踏み入れると、そこにはキャンプで、ビーチで、ナチュラルウッドを基調とした風景が広がっていた……。2014年に新築したという家は、一般的な作りの木造住宅のようだが、至るところに流木や植物などの自然素材が飾り付けられ、独特の空間に仕上がっている。
アウトドアや海が好きだというKEN氏らしく、アンティークな木製テーブルや丸太のサイドテーブル、ハンギングチェア、ローチェアやバーナーなどのキャンプ道具がそこかしこに置かれている。海外のインテリアと雑貨にも興味があるとのことで、アメリカンなテイストの看板も目につく。まるで室内でキャンプしているかのような、あるいは南の島のビーチに遊びに来ているかのような、不思議な感覚……。
しかもそれらの装飾や家具がただ無秩序に並んでいるわけではなく、嫌味を感じさせない絶妙なバランスで配置されている。全体が素朴な色合いにまとめられていることもあって、目にうるさくならず、日常の暮らしの邪魔にもならない。全体として見ると、落ち着いた雰囲気をかもし出しているところにKEN氏のセンスがかいま見える。
そして、リビング隣の中庭のようなところに位置するバルコニーに目を向けると、こぢんまりとした完璧なキャンピング空間ができあがっており、テーブル代わりの電線ドラムの上には目的のインテリアPCが鎮座していた。
木材の自然な味わいが感じられる流木をふんだんに使用
今回の作品のベースになっているのは、PCパーツ一式がセットになった「インテリアPCチャレンジキット」シリーズのうちエントリー/ミドルのスペックをもつモデル。外装はSilverStone製のPCケース「SST-PS15W-G」で、スイッチ類や一部のインターフェイス類は天面の手前側に配置され、前面は吸排気のためのメッシュ構造、サイドパネルはガラスとなっている。外観としてはごくシンプルなフラットデザインのPCケースだ。
このPCをもとに、「海辺のスローライフ」をコンセプトにしてDIYの計画を煮詰めていったKEN氏。自作PCというと、昨今の流行でもある光るゲーミングPCをイメージしがちだが、「そういった人工的、工業的なものではない、世界に1つだけの作品にしたかった」とのことで、工業製品らしくない見た目になるよう、木材などの自然の素材を使うことにした。
ただし、木材は木材でも、使っているのは波打ち際にうち捨てられているような流木。時間さえあれば、海辺や渓流へキャンプに出かけ、ついでに流木を拾い集めているという同氏。室内に飾られている無数の流木も、すべて自分で拾ってきたものだという。集めすぎて全ては使い切れず、まだ大量のストックが眠っているのだとか。
今回は製作期間の都合でホームセンターなどで販売されている流木を使い、カットや面取りなどの加工を施したうえでグルーガン(樹脂を溶かして接着する接着剤の一種)でPCに接着した。通常のDIY向けに、直線的に加工されて販売されている板素材とは違って、流木の滑らかで柔らかな素材感を活かした外観となっている。周囲のキャンプ風の内装にもすっかり溶け込んでいて、言われなければPCとは気付けないかもしれない。
流木を使っているのは前面と天面と右側面。吸排気口のある前面と天面は木材を市松模様で配置してエアフローを確保し、天面については取り外しも簡単にできるようにしている。また、右側面は今回の見せ場の1つともなっている魚の骨のようなヘリンボーン柄に配置し、変化をつけた。
天面も市松模様。ここは流木を貼り付けたメッシュパーツごと取り外しできるようになっている
これらは単純に木材を順番に並べているのではなく、1つ1つ微妙に異なるサイズの素材を選んでいるのがこだわりの1つだ。「貼り付けた木材は着色せず、素材自体がもつ濃淡の違いを活かして色の表現を出し、厚さも幅もあえて違うものを使って、立体的な、自然の味が感じられるものにしています」とKEN氏。「このようなデザインは組み合わせ、バランスが命で、そこがこだわったところでもあり、大変だったところでもあります」と振り返る。
見た目だけじゃない! 工具などを整理できる機能性も
一方、本体の左側面だけは木材を使っていない。ここにはパンチングメッシュのアルミ板を貼り付け、さらにマグネットが仕込まれたナイフラックを装着し、文具や工具などをくっつけて整理できる収納機能を備えている。この流木PCはインテリアとして眺められるだけでなく、収納棚という実用的な機能も備えているわけだ。まさにキャンプとDIYが趣味というKEN氏の想いが詰まったPCと言えるだろう。
KEN氏はデスクトップPCに触れたのは5、6年振りで、PCの自作経験がなかったこともあって、作り始めた初期はエアフローのことは頭になく、ほとんど全面を流木が覆うような作りだったのだとか。
しかし、空気の出入り口をふさいで熱気がこもってしまうとPCの故障にもつながってしまう。そのため、ツクモスタッフのアドバイスに従って隙間を空けるようにデザインし直し完成に至った。
PCらしくない室内の雰囲気に溶け込む見た目で、家族の反応も上々。KEN氏本人は「ハンモックに揺られながらのんびり使いたい」と、キャンプ好きらしい夢想をしている。
今後また別のインテリアPC製作にチャレンジすることになったときは、「レンガなどの石を貼ってみたい」とのこと。さらに「絵画を飾るように、壁に掛けられるPCも楽しそう」というアイデアも飛び出した。壁掛けPCなら設置スペースを最小限に抑えながらも、デザインの幅も広くなりそうな予感。PCが本当にインテリアの一部になれるかもしれない。
これからPCをDIYしてみたい人に向けては、「キャンプ好きな人はクーラーボックスにステッカーをたくさん貼ったりしています。同じようにPCにも自分が好きなもの、趣味のものを貼るだけでもいい。簡単に飾れるアイテムがホームセンターや100円ショップで手に入るので、まずは自分が好きなものをパソコンに取り入れてみてはどうでしょうか」とアドバイスした。
用途、理想のデザインに合わせて選べる3モデルが用意
今回、KEN氏が使用したエントリー/ミドルのスペックをもつ「インテリアPCチャレンジキット 第2弾 ホワイト/ブラック」は3月20日に発売。価格は30,000円(税別※)で、ケースの他にCPU、マザーボード、電源、OS(Windows 10 Home 64bit)など、PCとして稼働させるのに必要な多くのパーツが初めから揃ったパッケージになっている。すぐにDIYを始めてみたい人はもちろん、自作PCの入門者にとっても最適な製品だ。
構成区分 | 品名 | メーカー名 |
---|---|---|
CPU | BX80684G5420 (PentiumG) | インテル |
OS | DSP版 Windows 10 Home 64bit | Microsoft |
マザーボード | PRIME H310M-A R2.0 | ASUS |
ケース | SST-PS15B-G (White or Black) | SilverStone |
電源 | SST-ST40F-ESB | SilverStone |
オプション | 外付けドライブ SDRW-08D2S-U LITE/WHT/G/AS/J [ホワイト] | ASUS |
すでに発売済みのエントリークラスやミドルクラスの性能をもつ「インテリアPCチャレンジキット ホワイト/レッド」(税込:49,500円~)も選ぶことができる。パーツの性能だけでなくケースの仕様も異なるので、自分の想像するインテリアPCのデザインに合いそうなモデルを選択しよう。
photo:若林直樹
※ メモリ、SSD、外付けODDはオプションとなります。