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2006年05月16日
「さようなら交通博物館」のちょっと不思議な雰囲気
70年の長い歴史を持つ万世橋の交通博物館が14日(日)に閉館となった。鉄道を中心に陸海空の交通機関に関する資料を展示公開する場所で、特に鉄道マニアにとっては人気の場所だったが、施設の老朽化などで閉館し、新たにさいたま市へ移転する計画になっている。
ここしばらくは万世橋の上から交通博物館にカメラを向ける人が後を絶たなかったが、これはさようならキャンペーンとして行われた博物館レンガ壁面のライトアップを撮影する人が集まっていたため。なにも知らない人にとっては「いつも橋でカメラを構えている人がいるけど何があるの?」というところだが、鉄道マニアにとっては一大事だったというわけだ。
閉館当日も、特別何かが行われるというわけでもないのに博物館前にはたくさんの人が集まって閉館を惜しんでいた。ただ、これも知らない人にとっては「なにがあるの?」という状態で、何かに熱狂している様子もなく、ただじっと博物館を見守る人で歩道があふれているという不思議な雰囲気ではあった。
博物館前に集まった人は車道を挟んで2グループに分かれるような状態だったが、放っておくと車道に出て道を塞いでしまうため、ガードマンや係員がずっと「歩道に上がってください!車が通ります!」と半ばキレ気味に叫び続けていたのが印象的。交通博物館が原因で交通渋滞ではシャレにならないといったところか(笑)。
新しい博物館は2007年10月14日の鉄道の日に「鉄道博物館」として埼玉新都市交通の大成駅近くにオープンする。