2016年11月8日 08:05
「ドンキーコング」の登場により、高額でパソコンを手に入れていた増田少年は、「ファミコンなんて買うもんか」と思いっきりスネたのであった。そんな衝撃を受けたタイトルを、30年以上経った今、久しぶりにプレイする。
ファミコン版ドンキーコング編 |
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・壱ノ巻 “ドンキーコング”と忍者増田の出会いはほろ苦いものだった…… |
「こりゃあスネるよな」と『ドンキーコング』のクオリティーを再確認
今回、この連載の企画で久しぶりにファミコンの『ドンキーコング』をプレイさせてもらいましたが、やはり当時として素晴らしいクオリティーであったことを再確認しました。
アーケード版と比べると、一部の演出と、2面目にあたる50mのステージがないだけで、やはり「こりゃあ当時のハナタレ小憎はスネるよな」と思ったでござるよ。
今プレイすると、ハンマーが思ったほど役に立たないなぁとか、レディの落とし物を拾うメリットがそんなに大きくないなぁとか、色々と思うところはあるでござるが、当時はそんなこと気にする余裕などなく、ただひたすら面クリ優先でプレイしていました。
はい、実は拙者、アーケード版の『ドンキーコング』は一周できていませんでした。ゲームは好きだけど、そんなにうまい人ではないのでござる。
さて、アーケード版のドンキーコングが一周できなかった当時の増田少年。今回はファミコン版への挑戦だが、成長した今は最後までクリアできたのか? プレイング後編に続く。
※次回掲載は、11月15日(火)の予定です。
注釈
- 50mのステージ
ファミコン版ではアーケード版の2面、50mのベルトコンベアステージがカットされて全3ステージの構成になっていた。他にもスタート時のデモや樽の挙動などの相違点がある。 - ハンマー(アイテム)
敵や障害となる樽などを一定時間破壊できるようになるアイテム。ただ、取ってしまうとジャンプや梯子の上り下りが出来なくなるため、思ったより使いづらい部分もある。
(C)1981 Nintendo
増田厚(ペンネーム:忍者増田)
茨城県生まれ。漫画『ゲームセンターあらし』や『マイコン電児ラン』の影響を受け、中学2年生のときにパソコンをいじり始める。東京の大学入学と同時に、パソコンゲーム誌『ログイン』にバイトとして採用され、6年間在籍。忍者装束を着て誌面に出る編集者として認知度が高まる。その後、家庭用ゲーム雑誌『週刊ファミ通』に3年在籍したあと、フリーライターとなる。現在はおもに、雑誌やWeb、攻略本などでゲームのレビュー記事や攻略記事を執筆しつつ、ゲーム以外のライティングも。得意なゲームは、『ポケモン』、『ウィザードリィ』、『サカつく』など。