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「eスポーツ」最注目のプロリーグ「LJLシーズン2」が明日開幕、
各チームが注目選手をピックアップ

League of Legends JAPAN LEAGUE SEASON2

6チームが賞金を争うプロリーグ「LJL SEASON2」が明日開幕!

 最近注目を集める「eスポーツ」、そしてその台風の目と目されるゲームタイトル「League of Legends」(以下LoL)の国内プロリーグ「League of Legends Japan League」(以下LJL)のシーズン2が、5月23日(土)より開幕する。

 LoLは、MOBA(Multiplayer Online Battle Arena)と呼ばれるジャンルのゲームで、3対3あるいは5対5で戦うチームストラテジーゲーム。プレイ料金は基本無料。課金要素はキャラクタースキンやスキルセット枠などキャラクターの強さに直結しない部分。

実況者のeyes氏
解説者のRevol氏
番組は2人の対談形式で進行した

 プレイヤーは1ゲームごとに124いるプレイアブルキャラクター(2015年5月22日時点)の中から1人を選んで遊ぶ。プロリーグでは5対5のルールが採用されており、最終的に相手の本拠地を破壊したチームが勝者となる。

 LJLでは、出場チームがシーズン毎に10試合を戦い、シーズンの終わりには勝ち数の多かった上位2チームで決勝戦を行なって、そのシーズンの優勝を決める。さらに2シーズン通算で優秀な成績を収めたチームはグランドチャンピオンシップに参加し、最終的な優勝チームには賞金100万円が支払われる。

 シーズン2では全6チームが参加し、試合は毎週土曜日に3試合ずつ行なわれる。リーグにおけるルールや試合日程の詳細は、公式サイトを参照されたい。

 新シーズンの開幕を間近に控えた5月21日、リーグ実況者のeyes氏が出演する番組「http://live.nicovideo.jp/watch/lv221784134」がニコニコ生放送で配信された。専属解説者のRevol氏も登場し、LJLシーズン2の見どころを伝えた。

 シーズン2の出場チームは「DetonatioN ForcusMe」、「RabbitFive」、「immortals 7th heaven」、「Ozone Rampage」、「CROOZ Rascal Jester」、「ApeX R Gaming」の6チーム。チーム数は前シーズンから変更されていないが、シーズン1に参加していた「Salvage Javelin」が下位リーグ「Challenger Tournament」優勝チームのApeX R Gamingと入れ替わっている。今回はeyes氏が各チームに取材を行ない、各チームが推す注目の選手を紹介した。

前回優勝「DetonationN FM」はさらに戦力強化

DetonatioN FocusMe
Hwang選手

 前回の優勝チームでもあるDetonatioN FMは、前シーズンでも安定した強さを見せて、決勝戦でも圧勝。4月にトルコのイスタンブールで開催された公式大会「International Wild Card Invitational」(IWCI)にも出場した。他チームに先駆けて「給料制」を採用、選手の生活と練習の場になる「ゲーミングハウス」も整備するなど、日本のチームとしては先進的な取り組みを行っていることでも知られている。

 注目の選手としては、Role(役割)の1つであるSupportとして新たに迎えた韓国のHwang選手を挙げた。

 Revol氏「韓国はSupportの人材が豊富。意気込みが"1位になること"というのもいいですね」

準優勝「RabbitFive」は「DetonatioN」から独立

シーズン2からDetonatioNから独立して活動するRabbitFive
Estelim選手

 RabbitFiveは、シーズン1でChallenger Tournamentから勝ち上がり、そのまま準優勝に食い込んだDetonatioN FMの姉妹チーム。今シーズンよりDetonatioNから独立した。

 注目プレイヤーはEstelim選手。RoleはMidで、5年のプレイキャリアを持つベテランだ。

 Revol氏「RabbitFiveは序盤から中盤にかけてEstelim選手がMidレーンから試合を動かす展開が多いので、彼がどういったパフォーマンスを見せるかによって、RabbitFiveの趨勢が決まってくるのではないでしょうか」

いよいよ「本格プロ化」した7th Heaven、ゲーミングハウスも整備

immortal 7th heaven
Clockday選手

 前回3位の7th heavenは、5月よりプロゲーミングチームとして本格的に活動を始めたLoL専門のチーム。新たに外部からコーチを迎え入れ、選手やスタッフを入れ替えたほか、ゲーミングハウスの整備も実施するなど、体制を大幅に変更している。

 注目はClockday選手。Roleはシーズン2よりMidからSupportに転向した。

 Revol氏「7th heavenは前シーズンでは準決勝まで進出し、惜しくもRabbitFiveに敗れてしまいましたが、かなり大きな存在感があったと思います。Clockday選手はインタビューに対して"SupportからチームをCarryしてみせますよ"と答えていたのも印象に残りました」

※Carry=一般的にチームを勝利に運ぶことを指す

チームとして充実したOzone Rampage、新コーチ&新選手で雪辱を果たすか?

Ozone Rampage
AMUSE4選手

 Ozone Rampage(前回4位)も7th heavenと同様にコーチを迎え、選手交代を行なったチーム。注目の選手としてはAMUSE4選手を挙げている。

 Revol「シーズン2に向けてギアを入れた印象を受けますね。インタビューにも"ゲームをするのが楽しい"と答えていて、チームとして充実した状況にあるのかなと思います」

「ピエロ」イメージのRascal Jester、「先の読めない動き」が勝機?

CROOZ Rascal Jester
Hiroki選手

 前回5位のCROOZ Rascal Jesterは、2013年よりLoLで活動を開始したゲーミングチーム。注目の選手としては、新しくJunglerとして加入したHiroki選手を挙げている。

 eyes「チームメンバーによると、彼はつかみどころのない動きをするJunglerだそうです。先の読めない動きをするところが上手くはまれば、という感じでしょうか」

Revol「独特の雰囲気を持っている方ですよね。この方のプレイを見るのは楽しみです」

新参戦「ApeX R Gaming」、新たな台風の目になるか?

ApeX R Gaming
Ai選手

 ApeX R Gamingは、シーズン2より新たにLJLに参戦したチーム。注目プレイヤーはAi選手。

Revol「チームメンバーいわく、Ai選手はCarry Junglerだと話していました。ひとり離れて前線を押し上げてプレッシャーをかけ、ゲームを作っていくタイプ。Challenger Tournamentの試合内容を見ていると、集団戦が彼らの持ち味になってくるように思いますね」


 なお、主要チームのインタビューは弊誌でも順次掲載予定。

 そして、LJLシーズン2ラウンド1の模様は、5月23日(土)の12時30分より生中継予定だ。

編集部より

AKIBA PC Hotline!では、「eスポーツを観戦する」ことにフォーカスした新コーナー「eスポーツWatch」を開始しました。現在の盛り上がりの中心となっている、League of Legendsをメインに、選手たちの戦いとドラマをお届けします。チームのインタビューや観戦ガイドなど、eスポーツを楽しく見る情報満載でお届けしていきますので、みなさまよろしくお願いします。

[写真提供 株式会社SANKO]

(関根 慎一)