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eスポーツ結果レポート:RPGの独走続く、しかし1勝差でFMと7hも…

~LJL2015 SEASON2 ROUND6試合結果~

シーズン1準優勝のRabbitFiveを相手に安定した強さを見せつけるOzone Rampage
首位を独走するOzone Rampage。5勝目を果たし、プレイオフまっしぐらといった勢いだ。

 League of Legendsの6チームが総当たりで対戦する「eスポーツ」日本独自リーグ「LEAGUE OF LEGENDS JAPAN LEAGUE 2015」(以下LJL)シーズン2。今週は、全10ラウンドで行われるリーグの後半戦一発目となるラウンド6が行われた。

 「開幕戦カードの再来」となったこの日の試合では、それぞれCROOZ Rascal Jester(以下RJ)、DetonatioN FocusMe(以下FM)、Ozone Rampage(以下RPG)が勝利。オフラインからオンラインに変わっても、開幕戦とまったく同じ結果となった。

 ランキングはRPGが1位を独走。しかし1勝差でFMが2位につけている。Immortals 7th heaven(以下7h)も1勝差だが、ペナルティポイントの関係で3位。以下の順位は先週と変わらないが、その差は縮まっており、今後のランキング争いは一層激しさを増していくと予想される。

 では、それぞれの試合について詳しく見ていこう。

ラウンド6試合結果
ApeX R Gaming ×―○ CROOZ Rascal Jester
Immortals 7th heaven ×―○ DetonatioN FocusMe
RabbitFive ×―○ Ozone Rampage
【ランキング(ラウンド6終了時点)】
順位(前日まで)チーム名勝数-敗数
1位(→)Ozone Rampage5-1
2位(DetonatioN FocusMe4-2
3位(Immortals 7th heaven4-2(ペナルティ1)
4位(RabbitFive3-3
5位(→)CROOZ Rascal Jester2-4(ペナルティ1)
6位(→)ApeX R Gaming0-6(ペナルティ3)

第1試合:ApeX R Gaming vs (○)CROOZ Rascal Jester

この日の試合で大活躍したcogcog選手がクワドラキルを果たした瞬間。
久しぶりの勝利となったCROOZ Rascal Jester。この勢いでプレイオフ争いに食い込んでいきたいところだ。

 5月の開幕戦ではCROOZ Rascal Jester(以下RJ)が「ベテランチーム」として貫禄の勝利を果たしたが、現在のRJはランキング5位と低迷。ApeX R Gaming(以下ApeX)のLJL初勝利が期待される一戦となった。両チームともに連敗中であり、どちらが連敗をストップできるかにも注目が集まった。

 序盤はApeXが良い動きを見せ、試合開始8分にはドラゴンもゲット。しかしRJがオブジェクトを順調に確保し始め、24分には集団戦でcogcog選手のクワドラキルも飛び出した。これで一気に優位に立ったRJは、再びオブジェクトを順調に確保。ApeXも集団戦に勝利するなど粘りのプレイを見せたものの、最終的にRJがそのまま攻め込んで勝利した。

 これによりRJの連敗は4でストップ。一方のApeXは、6連敗という厳しい結果となった。両チームのランキングは変わらないものの、その差は開いており、RJがプレイオフ進出に望みをつなげた。

第2試合:Immortals 7th heaven vs (○)DetonatioN FocusMe

試合開始37分が経過しても、700ゴールド前後の差しかつかない接戦となった。
今シーズンなかなか安定しないFMだったが、7hの連勝を止めることに成功した。

 現在4連勝中で絶好調の7hと、若干ペースが落ち気味のFMの対戦。

 しかし前回の開幕戦ではFMが勝利しており、両チームの通算対戦成績も1:2でFMがリードしている。両チームともまだまだ1位浮上の可能性があるため、絶対に負けられない試合だ。

 序盤は7hがやや優位に進めたかに見えたが、FMが早々と2ドラゴンをゲットするなど一進一退の展開に。最初に試合が動いたのは20分、7hの一瞬の隙をついて攻め込んだFMがインヒビターを割り、集団戦でも勝利。勝負は決まったかに見えたが28分、今度は7hが集団戦で立て続けに勝利し、インヒビターまで割ることに成功。完全に勝負が分からなくなった終盤、FMが 5ドラゴンをゲットし勢いに乗る。そして試合開始47分、7hのネクサスが割れてGG。熱い戦いを制したのはFMとなった。

 2敗目を喫した7hの連勝記録は4でストップ。対戦成績も1:3でFMがリードを広げる格好となった。ランキングではFMが2位、7hが3位と逆転している。

第3試合:RabbitFive vs (○)Ozone Rampage

集団戦からのドラゴンゲットにより、RPGが一気に有利を掴んだ。
KDAポイントは、15.00でMMeron選手が断トツ1位。2位には10.44ポイントでDara選手がつけている。

 第3試合は単独首位を走るRPGと、先週の勝利で3位にランクアップしたRFの対戦だ。開幕戦で勝利したのはRPGだったが、粘りのプレイを見せていたRF。両チームの熱い戦いが、非常に楽しみな対戦カードとなった。

 静かな立ち上がりとなった序盤、試合開始10分でRPGがドラゴンを確保し、徐々に試合が動き始める。中盤、RFがオブジェクトを順調に獲得していったが、試合開始23分、ドラゴンを始めていたRFにRPGが集団戦を仕掛けて勝利、ドラゴンもゲットした。その後は徐々にRPGペースで試合が展開し、試合開始40分、RPGが一気に攻め込んで勝利を果たした。

 RPGは5勝目を挙げ首位を独走。一方のRFはランクアップのチャンスを逃した格好だ。また、両チームの対戦成績は2:2で、前シーズンはRFがリードしていたが、今シーズンはPRGが強さを見せつける結果となった。

試合の様子はこちら

来週27日はラウンド7、8のダブルヘッダー

 来週6月27日(土)はラウンド7、8のダブルヘッダーで、開始時間は17時から。

 対戦カードは、ラウンド7がFM対RF、RPG対RJ、ApeX対7h、ラウンド8がRJ対FM、RF対7h、RPG対ApeX。

 ランキング上位チームとランキング下位チームのカードが多く、注目は上位3チーム同士の順位変動、そして3位までが進出できるプレイオフの可能性をかけた争いに注目だ。また、首位RPGはランキング5位のRJ、6位のApeXとのカードとなる。連勝の可能性が十分あるだけに、4位RFとのカードがあるFMと7hがどう戦うか、またRFがどう意地を見せるかが興味深いポイントになりそうだ。

編集部より

AKIBA PC Hotline!では、「eスポーツを観戦する」ことにフォーカスした新コーナー「eスポーツWatch」を開始しました。現在の盛り上がりの中心となっている、League of Legendsをメインに、選手たちの戦いとドラマをお届けします。チームのインタビューや観戦ガイドなど、eスポーツを楽しく見る情報満載でお届けしていきますので、みなさまよろしくお願いします。

[写真提供 株式会社SANKO]

(AKIBA PC Hotline!編集部)