COMPUTEX AKIBA出張所

モバイル液晶「On-Lap」が11インチでもフルHD化、そして25%も軽量に

(COMPUTEX AKIBA出張所 / On-Lap編)

GeChic社長のJason Kao氏

 毎年恒例のCOMPUTEX TAIPEIが6日まで開催中だ。

 様々なメーカーが出展する同イベント、詳細な取材記事は僚誌PC Watchが報じているが、「実際の展示を見て、メーカーに伝える」というのはなかなか難しい。そこで、例年同様、メーカー協力による意見箱付きのレポートをお届けする。

 項目ごとに、あなたの「欲しさ加減」や意見を入力できる入力欄を用意したので、好きな項目に入力し、最下段の「送信」のボタンを押して送信してほしい。いただいた意見はそれぞれのメーカーや国内代理店に送付、製品開発などの参考として活用していただく予定だ(アンケート集計期間は6月23日まで)。

モバイル液晶「On-Lap」の10インチ級がフルHD化&軽量化、軽いからこそ、の活用法も提案

GeChicブース

 さて、1回目の今回はOn-Lapブランドでモバイル液晶を発売しているGeChic編。

 USBバスパワーだけで動作するユニークな特徴を持った同社の製品だが、今回、新たに展示されたのは、従来のOn-Lapで最も軽量化、重さに対するイメージも変わるほどの11インチモデルと、それを活用するための「三脚マウンタ」、そして13.3インチでフルHD対応、タッチ機能にも対応する中型モデルの3製品だ。

 以下、順に紹介していこう。



11インチでフルHD対応、なおかつOn-Lap最軽量のモデルが登場

 まず、かなり注目できるのが「とにかく軽量!」なフルHDモデル「On-Lap Monitor 1101H」。

 画面サイズは11.6インチで、重量は380g。近いサイズの従来モデル「On-Lap Touch Monitor 1002」(10インチ/1,280×800ドット)が505gだったので、約75%に軽量化、そしてフルHDにもなったかたちだ。

 映像入力はHDMI、DisplayPort、VGAの3系統で、電源はもちろんUSBバスパワー対応(消費電流1.4A)。

 重量については「たった100g強」とも言えるが、画面サイズがやや大きくなったこともあり、持ったときの印象はかなり違う。このあたりはタブレットの重量差を想像するとイメージして貰えると思うが、重さが気になる人にとってはかなり歓迎できる変化と言える。ちなみにこの軽量化は「タッチ機能を省略し、ベゼルを薄くすることで実現できた」そう。つまり、タッチ機能は非対応で、タッチ機能付きも今のところ計画がないとのこと。

 一方、フルHDになったことももちろんトピック。フルHD対応のOn-Lapシリーズでは最も小型で、「フルHDを持ち歩きたい」ニーズにも良さそうだ。視野角は上下178度/左右178度で、これは1002よりも8度ほど改善されている。

 製品の発売時期は未定、日本での予価は3万円ぐらいになる見込み。

 なお、カムコーダーやデジタルカメラに向けた上位モデル「On-Lap Monitor 1101P」も計画しており、こちらは30Hzや24Hzといったカメラならではの入力周波数に対応しているという。

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13インチOn-Lapの最上位モデルも登場、フルHD+タッチ+DP

 一方、13.3インチモデルの最上位品として間もなく発売されるのがOn-Lap Touch Monitor 1303I。

 表示解像度はフルHD、10点タッチ対応、DisplayPort対応など、機能満載といえる製品。視野角は上下左右とも178°で、重量は900g

 On-Lap Monitor 1303Hに10点タッチ機能を追加したような構成で、フルHDの表示解像度やIPS液晶の採用、1667万色の表示色数、DisplayPortの対応なども同様。

 タッチ対応モデルの視野角は、従来も160°(15.6インチ品)または170°(10.1インチ品)と広かったが、さらにそれよりワイドになったことになる。

 発売は6月中旬で、予価は45,000円ほどとのこと。

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軽さを活用する「三脚マウンタ」を開発中

 また、周辺機器としてユニークだったのが「三脚マウンタ」(現在開発中)。

 一言でいうと、「カメラの三脚などの金属柱に取り付けられるOn-Lap用マウンタ」で、自撮りや「みんなで見る」用途などが想定されているという。

 もっとも、金属柱であればどんなものでも取り付けられそうなので、たとえばメタルラックの途中など、思いもつかない場所にOn-Lapを取り付ける、といった活用法ができそう。On-Lapの脱着はワンタッチで、取り付け角度は2種類から選べる。

 対応機種は上述したOn-Lap Monitor 1101H/Pで、両製品の「軽量さ」を活かした製品ともいえる。なお、「要望が多いようなら他の製品でも検討したい」(同社)とのこと。

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将来は8インチや17インチ(!)のバリエーションモデルも

海外取材では追加の液晶ディスプレイを持ち込むライターは多い。
 先日On-Lapの記事を執筆した石川ひさよし氏は、記事執筆後、「やっぱり2台あるといいっすね」と言って2枚目のOn-Lap Monitor 1303Hを自腹購入、3画面体制でCOMPUTEXレポートを執筆している
こちらは編集部 鈴木(筆者)のCOMPUTEX取材環境。On-Lap Touch Monitor 1002とThinkPad Helixを組みあわせてタッチ液晶×2枚体制。タッチ2枚も意外と便利。

 「今回の新製品」は以上3つだったが、今後の開発プランについてもお伺いできたのでお伝えしよう。

 まず、開発しているのが8インチの小型モデルと17インチ(!)の大型モデル。8インチは日本からの要望が多いそうで、これについては意見があればぜひほしいそう。また、17インチモデルは「持ち運べるゲーミング液晶」として米国などでのニーズがあるそうで、もちろんUSBバスパワーで動作するとか。解像度はフルHDになるという。

 同社社長のJason Kao氏曰く、「さまざまな意見がほしい」そうで、モバイル液晶に欲しいサイズ(8/10/13/15/17)や筐体色(白/黒/それ以外)、そしてタッチの有無、さらに活用したいシーンの例などが知りたいとのこと。

 たとえば、ゲーム利用が多ければリフレッシュレートの改善を、写真利用が多ければ色味調整のメニュー強化やAdobe RGBへの対応などが考えられるそうで、シチュエーションやほしい機能なども以下のフォームからぜひ投稿してほしい。


その他、展示品に関してのご意見:

メーカーへのご意見:


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[制作協力:GeChic]

(AKIBA PC Hotline!編集部)