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出張をモバイル液晶で快適化、13インチ「On-Lap」を徹底活用してみた
出張3画面や“こたつトップPC”も…

text by 石川ひさよし

 マルチディスプレイの快適さ、というのは体験するとなかなか手放せないが、その結果、「出張先でもマルチディスプレイで作業したい」と考えたことのあるビジネスマンは多いのではないだろうか。

 今回はそういった「出先」でも手軽にマルチディスプレイ環境が構築できるGeChicのモバイルディスプレイ「On-Lap 1303H」を、筆者が実際に試した活用スタイルとともに紹介したい。

 基本的な製品解説は過去の記事を参照していただきたいが、「USBバスパワーでも動く軽量(599g)のフルHD液晶、13インチでIPSパネル」と言えば、大まかなイメージは掴んで頂けると思う。

手軽にサブモニターを実現する「モバイルディスプレイ」

 筆者は年に数回、出張取材をするわけだが、そうした仕事のほとんどが即日レポート。つまり、「現地での執筆環境をいかに快適なものとするか」が大きな課題だ。

写真を整理し、Webサイトで情報を確認し、原稿を執筆する作業は、一つの画面をチマチマ切り換えるよりも、複数の画面にそれぞれ表示したほうがはかどる。

 そこで、過去、2ndノートPCやホテルのテレビをサブディスプレイとする方法を試したのだが、快適にはほど遠かった。そんなときに見付けたのがGeChicのモバイルディスプレイ「On-Lap 1303H」だ。まずは1台導入して「コレ便利」とつぶやいたところ、編集部の目に留まり、どうせならもう1台借りてみましょうよと、トントン拍子で話が進んでカタチになったしだいだ。

 モバイルディスプレイとは、簡単に言えば一般的なディスプレイをモバイル可能なほどコンパクト化したもの。いわゆるノートPC向けのディスプレイパネルに、映像入力を設け、可搬性を持たせるためにカバーや簡易スタンドを付属したものである。

On-Lap 1303Hのインターフェース。左側面には、micro HDMI、micro HDMI形状のDisplayPortおよびDsub 15ピンの計3系統の入力端子、Micro USB給電の2系統、HDMI接続時用のオーディオ出力ジャック。右側面は各種設定ボタンを備える
スタンドはカバー兼用。角度調整はマグネットで3段階+フラットの組み合わせができる。このほか、オプションとしてVESAマウントキット「VESA Kit for On-Lap1303」も用意されている

 類似の製品として、たとえばサーバー向けの小型ディスプレイなどは古くから存在した。ただ、それらはコンソール作業がメインになるため解像度が低く、何よりサーバーグレードの耐久性が求められるために高価だった。

 また、USB接続のサブディスプレイというジャンルもあるが、サブであるだけにパネルサイズも小さく、解像度も低いものが中心となっている。加えて、必ずPC(とOS・ドライバ)が必要だったりBIOS表示ができなかったりと、汎用性に乏しいところが問題だ。

筆者が実際に買ったワケ

On-Lapシリーズは、15.6型、13.3型、10.1型のモデルがラインナップされている

 さて、GeChicではかなり以前からモバイルディスプレイ製品を展開していた。筆者がOn-Lap 1303Hになって飛び付いた理由は、汎用性と価格、サイズ、解像度という4点だ。

 汎用性については言うまでもないだろう。価格については、モバイルディスプレイは正直言ってまだまだ“ニッチ”な製品ジャンルであるため、サーバー向け小型ディスプレイほどではないが、一般的なディスプレイと比べると割高だ。

 On-Lap 1303Hもまだ割高感を解消できてはいないが、それでも実売価格で3万円台前半まで抑えられたため、がんばれば手を出せる。と言うより今回がんばった。

筆者の場合、14型モバイルPCと組み合わせることを考慮すると、On-Lap 1303Hの13.3型がもっとも近いサイズだった

 次にサイズ。On-Lap 1303Hは13.3型サイズであるが、上位モデルとして15.6型のOn-Lap 1502Iや、10.1型のOn-Lap 1002などのラインナップがある。ここで13.3型を選択した理由は、筆者のモバイルPCが14型だったためだ。

 14型と13.3型であればパネルサイズの相違が小さい。モバイルディスプレイとして検討する際は、こうしたところも要チェックだ。

13.3型で1,920×1,080ドット表示に対応。ここ数年でモバイル向けパネルの高解像度化が進んでおり、次世代On-Lapにもさらなる高解像度化を期待したい

 最後は解像度。たとえば13.3型の先代モデル「On-Lap 1302」は1,366×768ドットだったが、On-Lap 1303Hは1,920×1,080ドットに対応した。ちなみに、3DMarkのFire Strikeは、実行に1,920×1,080ドット表示を要する。筆者の場合、後述するようにCPUやビデオカードなどの検証用途でも使うつもりなので、この条件も必須だった。

 これらに加え、On-Lap 1303HではIPS方式が採用されたところも、必須ではないが重要だ。サブディスプレイはメインとなるモバイルPCの横に置くため、斜めから見ることが多い。IPSの広い視野角は、斜めから見ても色みが変化しないのでかなり快適である。

 このような理由から、On-Lap 1303Hが筆者の心をグッととらえたしだいである。まあ、On-Lap 1303Hにまったく不満がないわけではない。一つ挙げれば、バックライトの四隅が若干、中央よりも暗めなことで、ガッツリ写真補正する場合は若干気になる。とはいうものの、「出張時の快適度アップ」という点ではたいした問題ではない。

 さて、前置きはこのくらいとして、ここからはOn-Lap 1303Hの活用スタイルをいくつか紹介していこう。

活用法:その1出張先のホテルで3画面マルチディスプレイを実践してみた

 まずはストレートに「モバイルディスプレイ」としての活用方法から紹介していこう。

 企画上、2台のOn-Lap 1303Hを用いて3画面マルチディスプレイとしているが、On-Lap 1303H 1台の2画面マルチディスプレイもイメージできるだろう。

 さて、IT関連ライターの出張初日のTwitter、Facebookタイムラインは、現地に構築したマルチディスプレイ環境の写真をアップするのがなんとなくお約束になっている。

 最近はUSBサブディスプレイ、2台目のPCのディスプレイを1台目のPCのサブディスプレイにできるUSBケーブル、Wi-Fiでタブレットをサブディスプレイ化するアプリなどが登場しているので、3画面以上が結構当たり前だ。

 そうした中でのOn-Lapシリーズの魅力は、手軽さとサイズ、そしてUSBから給電できるところにある。

 海外出張に20型クラスのディスプレイを持ち込む某多画面マニア氏は業界のレジェンドとして語り継がれるところだが、20型クラスの液晶ディスプレイとなると専用のACアダプタを常に持ち歩く必要がある。

 一方、On-Lap 1303HならUSBから給電できるため、付属品を含め荷物を削減できる。USB A端子→Micro USBケーブルならスマートフォンなどとも共用できるため、万が一忘れても、入手が比較的簡単なこともポイントだ。

上がOn-Lap 1303H、下はThinkPad T430sで、サイズは幅、奥行きともほぼ同じ

 では、パッキングをシミュレートしていこう。On-Lap 1303Hのサイズは345×226×10.5mmなので14型モバイルPCとさほど変わらない。

 また、モバイル用に保護カバーが付属するので、持ち運ぶ際はこれを装着して液晶面を保護できる。重量は本体が599g、保護カバーが320gで合わせて919gだ。重量へのとらえ方は個人差があるだろうところだが、あくまで出張時のことと割り切るのがよいだろう。

カバーを装着するとサイズが354×232×20mmになる
カバー付きの状態での重量は、実測914gだった
今回のようにOn-Lap 1303Hを2枚の場合には、On-Lap 1303Hの液晶面を内側に重ね、さらにモバイルPCと一緒に持ち運ぶことにした

 保護カバー付きとはいえ、持ち運びにはそれなりに対策を施したい。そこで、筆者はより剛性の高いモバイルPCと密着させるのがよいだろうと考えている。

 それも、一番保護しなければならないのは液晶面なので、液晶面が内側になるように重ねれば、ある程度の圧迫にも堪えられるだろう。

 また、重なる面に布などを挟むと、擦り傷の防止になる。

今回はOn-Lap 1303Hの電源用としてUSB充電アダプタを用意した

 サイズ的な検討は以上として、電源まわりから考えていきたい。

 On-Lap 1303Hに付属するUSBケーブルは、電流不足を考慮してA端子側が2股となっているが、よほどのことがない限りはA端子一つで間に合う。荷物を減らしたいのであれば、PCのUSB A端子を利用することも可能だが、電流不足対策と、PCのUSBポートを消費したくないという点から考えると、USB充電アダプタをオススメしたい。

 続いて、ケーブルなどのサプライ類をまとめておこう。要は本体付属のケーブルだが、組み合わせるモバイルPCによってはオプションケーブルや、市販のケーブルを活用することになる。

 次にディスプレイケーブル。On-Lap 1303Hに付属するディスプレイケーブルは、HDMI→micro HDMIケーブルのみだ。Mini DisplayPort(DisplayPortの場合はMini DisplayPortへの変換アダプタも必要)やDsub 15ピン用ケーブルは別売りである。

 今回は使用するモバイルPC「ThinkPad T430s」に合わせ、まず、1系統目はオプションの「On-Lap1303H用 Mini Display Portケーブル」を、2系統目は本来ならDsub 15ピンを利用したかったが、「On-LapシリーズVGA専用ケーブル」の調達が間に合わなかったので、USB 3.0接続のHDMIグラフィックスアダプタ「j5 create USB 3.0 HDMI DISPLAY ADAPTER JUA350」にHDMI→micro HDMIケーブルを組み合わせた。

 なお、注意したいのが、On-Lap 1303H本体のDisplayPort用端子とDsub 15ピン用端子がmicro HDMI風の特殊端子であること。これらを出力したい場合は、オプションの変換ケーブルが必須となる。

ThinkPad T430sの映像出力端子はMini DisplayPortとDsub 15ピン。そこで、1系統は「On-Lap1303H用 Mini Display Portケーブル」を用い、もう1系統はUSB 3.0対応のグラフィックスアダプタを利用した。最近の2-in-1などではディスプレイ出力がなかったり特殊形状だったりするので、そんなときにもUSBグラフィックスアダプタが便利だ
ディスプレイのレイアウト

 最後に、使い勝手の向上を考えた。

 On-Lap 1303H本体のMicro USBやmicro HDMI端子は標準規格だ。そこで、設置スペースの削減をめざし、市販のL字形アダプタおよびL字形ケーブルを用意した。

 On-Lap 1303H本体の端子はすべて側面にあるため、ストレートケーブルの場合、本体横にケーブル用スペースを要するが、L字形アダプタやケーブルを活用することで、本体裏側にケーブルを逃し、設置スペースを削減できる。ホテルの狭い机でマルチディスプレイを実現するには、こうした工夫も必要だ。

標準で付属するケーブル(左)は側面から垂直にケーブルが飛び出すため、設置時、本体横に広いスペースを要する
micro HDMI、Micro USBともにL字形のアダプタやケーブルを用意できると設置スペースを抑えることができる
On-Lap 1303H本体×2台とThinkPad T430sを20Lバックパックに入れて持ち込む。3台まとめての厚みは5cm程度。実際にはモバイルPCにはスリーブを、On-Lap 1303H 2台の間には布を挟み、さらにタオルで巻いて保護してみた

 こんな具合で、モバイルPC×1台とACアダプタ、マルチポートのUSB充電アダプタ、On-Lap 1303H本体×2台、付随のケーブル2台分が今回の持ち込み機材だ。

 この程度なら、筆者が普段使っている20Lクラスのバックパックには余裕で詰め込める。ビジネスバックでもA4モバイルPC対応の製品であれば入りそうだ。

今回利用したビジネスホテルの机は利用可能な幅が100cm程度

 では、これをエア(仮想)出張先のビジネスホテルに持ち込み、実際に3画面マルチディスプレイ環境を構築したレポートを紹介しよう。今回のホテルの机は、幅がおよそ140cmでうち利用可能なスペースは100cm程度、奥行きは40cm程度だった。

 幅が100cm程度あれば、ThinkPad T430sとOn-Lap 1303H×2台を設置することは簡単だった。ごく普通の角度で設置すれば幅90cm少々、詰めて設置すれば85cm程度といったところだ。

ごく普通の角度で設置した状態と、詰めて設置した状態

 詰めて設置した状態は、見た目ではかなり窮屈なのだが、実際に使ってみると見た目ほど窮屈には感じない。その理由は、On-Lap 1303HがIPS方式のパネルを採用していることにある。

 左右のOn-Lap 1303Hは中央のThinkPad T430sに対して45°程度の角度で設置しているが、IPSパネルであるために色みの変化はない。だから、Webサイト上のテキストや、エクスプローラーの写真も問題なく確認できる。

左右のOn-Lap 1303Hは、モバイルPCに対しておよそ45°の角度で配置してみた
ホテルの机の上にはいろいろとアメニティが置かれているわけだが、今回はすんなり設置できた

 実際、原稿執筆は期待どおりはかどった。とくにポイントだったのは次の3点だ。

 一つ目はパネルサイズと解像度が三つともほぼ同じであるため、違和感が少ないこと。中央のThinkPad T430sのみ1,600×900ドットなので、ここが13.3型の1,920×1,080ドット表示ならばさらに快適なのだと思う。これがチグハグなパネルサイズやチグハグな解像度の場合、それぞれでフォントサイズが変わるので目が疲れる。

 二つ目は中央にキーボードが置けたこと。2画面マルチディスプレイの場合、上下に設置できればそこまで違和感ないが、横並びとなるとどうも首のホームポジションが微妙になって困る。

 三つ目は3台のディスプレイがさほど離れていない点。たとえば、ホテルのテレビにHDMI端子があれば、これをセカンドディスプレイにすることも可能なのだが、テレビが机から離れていると、視点移動が大変で結構疲れる。この3点から、普段のホテルでの執筆と比べ格段に効率が向上した。6月のCOMPUTEX TAIPEI 2015に向け、2台目のOn-Lap 1303H用の予算確保を心に誓った。

テレビをサブディスプレイとして活用する方法は、それこそホテルしだいの「賭け」である。映像入力端子が使えるかどうかも運しだいだし、どの規格の端子かも分からない。それに離れた場所にあって移動できない場合もある

活用法:その2On-Lap 1303Hを「こたつトップ」にしたら、寒い冬でもぬくぬく快適だった

 第2の活用法は、On-Lap 1303Hを「デスクトップPCの1stディスプレイとして活用する」方法。

 それも、世界に誇れる日本の暖房機器「こたつ」の上を活用してみたい。

 「こたつの上でPCを使う」場合、ノートPCを使うのが一般的だと思うが、「近くのデスクトップPCのディスプレイ」として使えば、高いパフォーマンスをこたつの上で利用できるし、いっそNUCなどの小型PCを使えば“こたつトップPC”も実現できる。

VivoPCのようなサイズだと、On-Lap 1303Hを重ねて置くこともできる。80cm角のこたつなら、スペースにも十分な余裕があり、横にポテチとコーヒーを置いても問題ない

 さて、“こたつトップPC”を検討する際に重要なのがPCのサイズだ。

 ミニPCの場合は簡単で、こたつの上にPCごと置いてしまえばよい。NUCをはじめとしたミニPCは、サイズも小さく重量も軽く、無線LANに対応している製品も多いのでケーブルの本数も最小限ですむ。今回は、ASUSTeK ComputerのVivoPCを組み合わせてみたが、実際の風景は写真のとおり。実にシンプルだ。

 ミニPCを組み合わせるメリットはスペース以外にケーブル本数の少なさもある。On-Lap 1303Hの場合は電源もUSBポートからとれるので、VivoPC本体からとることで1本減る。実際、写真のこたつトップPCは、VivoPCの電源ケーブル(細いケーブル)1本で実現させている。PC自体が軽いから、片付けもラクラクだ。

PCまでの長さのケーブルを用意すれば、デスクトップPCのパフォーマンスをそのままにこたつの上で活用できるようになる

 一方、ミドルタワーケースを用いた大型PCでも、PCの場所はそのまま、3mや5mクラスのロングケーブルを用いればこたつトップPCが実現可能だ。

 こちらのメリットはパフォーマンスだ。ミニPCの場合はモバイルベースのCPUに統合GPUを用いることが多いのに対し、一般的なデスクトップPCを用いるこの方法なら、クアッドコア(以上の)CPUを用いればエンコードも爆速だし、高性能なビデオカードを用いればこたつに入って3Dゲームが楽しめる。片付けに関しては、On-Lap 1303Hとケーブルだけでよいので、ミニPCよりもさらにラクだ。

 ケーブル本数は、micro HDMIケーブルとMicro USBケーブル、そして必要に応じて入力デバイス用が必要になるのでやや多い。

 ただし、ワイヤレス対応の入力デバイスを組み合わせることで削減は可能だし、裏ワザとしてOn-Lap 1303Hをモバイルバッテリで駆動することもできる。さらに、用途を選ぶことになるが、micro HDMIケーブルをWiDiやMiracastでワイヤレス化することも可能だろう。これをすべて実践すれば、計算上では完全にこたつ外に伸びるケーブルを排除することが可能だ。

活用法:その3「机を机として使いたい」方へ、On-Lap 1303Hを普通のディスプレイとして使ってみた

 さて、最後はごく一般的なディスプレイの代替として使う際のイメージを紹介しよう。

 “こたつトップ”もよいが、On-Lap 1303Hを購入される方の多くが、非出張時はPC机の上で使用することになるのではないだろうか。

 実際、筆者も非出張時にはOn-Lap 1303Hをベンチマーク用に利用している。その紹介だ。

通常のベンチマーク作業机。幅100cm、奥行き60cm程度のスペースに、幅56.94mmのASUSTeK Computer「VG248QE」と、幅32cmのCooler Master Technology「Test Bench V1.0」を置いている。この2台で幅はほぼ使い切る

 まず、筆者の作業机(その1)を説明しておくと、幅はごく一般的な120cmだが、左に書棚が付いているため、実際のスペースは幅100cm程度である。先のビジネスホテルの机と、幅に関しては変わらない。

 つまりOn-Lap 1303Hを3台用意すれば3画面マルチディスプレイも可能なのだが、それはそれとしてここではもう少し普通に使ってみる。そのほかの機材としては、通常、検証台としてCooler Master Technologyの「Test Bench V1.0」と、検証用ディスプレイとして24型のASUSTeK Computer「VG248QE」を置いている。

On-Lap 1303Hに置き換えると、スペースにかなりの余裕ができる。幅だけでなく、奥行き方向にも余裕が生まれるところが快適度アップ

 まずVG248QEをOn-Lap 1303Hに置き換えてみた。写真をみれば分かるとおり、机の上のスペースは一気に拡大した。幅はもちろんだが、実際に置いてみるとスタンドの構造から、奥行き方向のスペースもかなり広く確保できるようになったところが便利だ。紙で作業する際や、ノートPCで作業したいような場合も、On-Lap 1303Hなら十分にスペースが確保できるし、なんなら片付けるのだって簡単だ。

24型ディスプレイとOn-Lap 1303Hを並べることも可能だった

 ではVG248QEとOn-Lap 1303Hを同時に置いたらどうだろうか。これも十分に可能だった。筆者の作業机では、検証台があるためOn-Lap 1303Hを手前に持ってきたが、机の上にPCを置かないのならば、並べて2台という設置も大丈夫だ。

 このように、PC専用の机が、On-Lap 1303HによってPC以外の作業をする際も快適になることがよく分かった。アパート暮らしの学生のように、PCにも使いたいし学習机としても使いたいような場合で有効だろう。

小が大を兼ねるときもある!モバイルディスプレイの活用方法はあなたしだい

 On-Lap 1303H活用法は紹介してきたとおり。可搬性と、省スペース・省電力であることから、かなり広範囲で活用できる可能性を秘めている。

 PC以外にも、HDMIを介してHDDレコーダやBlu-rayプレイヤー、据え置きゲーム機も接続できる。なんなら変換ケーブルを介してChromecastやスティック型PCをつなげれば、一体型PCのような使い方もできてしまう。

 コンパクトさを活かすなら、チェストの上や食卓の上に置いてもかさ張らず、意外なところにディスプレイ、そしてPCが置けることになる。アイデアしだいでほかにも活用できそうなので、2台目のディスプレイが欲しいなという際、こうしたコンパクトなモバイルディスプレイという選択肢もあるなとご検討いただければ幸いだ。

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(石川 ひさよし)

GeChic On-Lap 1303H