ニュース

税込72万円! TITAN X越えの最強ビデオカード「Quadro P6000」が登場

4K以上のビデオ編集やVRによる手術シミュレーション向け

 NVIDIAのワークステーション向けプロフェッショナルビデオカード「Quadro」シリーズに、最新のPascalアーキテクチャを採用した最上位モデル「Quadro P6000(EQP6000-24GER)」が登場した。

 販売代理店はELSAで、店頭価格は税込718,200円。ツクモパソコン本店IIでは在庫販売が始まっている。

CUDAコア3,840基とGDDR5X 24GB、Titan Xを超えるオバケスペック

 Quadro P6000は、NVIDIAが7月に発表したPascal世代のワークステーション向けGPU。先日発売された「Quadro P5000」の上位モデルとなる。

 CUDAコア数が3,840基、GDDR5Xメモリ24GB(384bit)搭載、単精度浮動小数点演算12TFLOPSというスペックはGeForce GTX 1080はもとよりTITAN Xも上回るもので、Pascal世代としては現時点で最上位モデルとなっている。NVIDIAによると、Maxwell世代の最上位「Quadro M6000」と比較した場合、単精度小数点演算性能が80%向上しているといい、用途としては巨大で複雑な構造の3Dモデリングや4Kを超えるビデオ編集、VRによる手術シミュレーションなどが挙げられている。

 接続インターフェースはPCI Express 3.0 x16で、映像端子はDisplayPort 1.4×4、DVI-D×1を装備。最大消費電力は250Wで、補助電源コネクタは8ピン×1。Quadro P5000と同じく30bitカラー出力をサポートしており、最大8枚のQuadroを同期させて32画面同時出力を可能にするオプションボード「NVIDIA Quadro Sync2」(別売り)にも対応する。

 カードサイズは267×111×37mmで、2スロットを占有する。

[撮影協力:ツクモパソコン本店II]