特集、その他

【COMPUTEX AKIBA出張所】On-Lap編
13.3インチ・フルHDのモバイル液晶が登場、
CEO曰く「タッチがオススメ」

 毎年恒例のCOMPUTEX TAIPEIが6月3日から7日まで開催された。

 様々なメーカーが出展する同イベント、詳細な取材記事は僚誌PC Watchが報じているが、「実際の展示を見て、メーカーに伝える」というのはなかなか難しい。そこで、昨年に引き続き、メーカー協力による意見箱付きのレポートをお届けする。

 項目ごとに、あなたの「欲しさ加減」や意見を入力できる入力欄を用意したので、好きな項目に入力し、最下段の「送信」のボタンを押して送信してほしい。いただいた意見はそれぞれのメーカーや国内代理店に送付、製品開発などの参考として活用していただく予定だ(アンケート集計期間は6月23日まで)。

モバイル液晶「On-Lap」のフルHDモデルが小型化、13.3インチに

GeChic社長のJason Kao氏

 さて、2回目の今回はOn-Lapブランドでモバイル液晶を発売しているGeChic編だ。

 「USBバスパワーだけで動作する」というユニークな特徴を持った同社の製品だが、今回、新たに展示されたのは、小型化されたフルHD対応モデルが中心。

 画面サイズは13.3インチで、既存の15.6インチ品と10.1インチ品の中間になる。解像度はフルHDまたは1,366×768ドットで、視野角や表示色数も強化、DisplayPort入力も追加されている。

 以下、順に紹介していこう。



13.3インチ、フルHDのモバイル液晶がやってきた

 まず、13.3インチの基本モデルと言えるのがフルHD/IPS液晶のOn-Lap Monitor 1303H。

 同社の売れ筋モデルである「On-Lap Monitor 2501A SE」(15.6インチ)の小型版、といえる仕様だが、2501A SEで限定的だった視野角(上下合計65°/左右合計90°)が上下/左右ともに178°にワイド化、表示色数も26万色から1667万色に増え、DisplayPort入力も新設されている。

 DisplayPort入力は「Macユーザーを意識したもの」(同社)だそうで、モバイル液晶の活用分野が、PC/カメラ/ゲーム機に続いて広がったかっこうだ。

 USBバスパワーだけで動作する(最大消費電力2A)のは従来どおりで、スピーカー機能も内蔵。このほか、OSD操作用のボタンがクリック感のあるものに変更されており、操作しやすくなった印象もある。

 COMPUTEX会場では、もちろんデモ機があったのだが、特筆すべきは「その軽さ」。公称重量は600gだが、大きさが13.3インチもあるため、手に持った印象がかなり軽い。柔らかなケーブルなどを使えば、手元で何かを視聴するような場合でも重さを感じずに済みそうだ。

 発売は9月ごろの予定で、予価は未定。

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13.3インチ、フルHD、そしてタッチな液晶も9月に発売
実は社長のお気に入り

 一方、13.3インチモデルの最上位品がタッチ対応のOn-Lap Touch Monitor 1303Iだ。

 On-Lap Monitor 1303Hに10点タッチ機能を追加したような構成で、フルHDの表示解像度やIPS液晶の採用、上下左右178°の視野角、1667万色の表示色数、DisplayPortの対応なども同様。

 タッチ対応モデルの視野角は、従来も160°(15.6インチ品)または170°(10.1インチ品)と広かったが、さらにそれよりワイドになったことになる。

側面
裏面。製品版では、VESAのホールは付属ケースに用意されるとのこと。

 重量は880gで前述の1303Hよりもと280g増えたため、「軽い!」という驚きはないが、必要十分な軽さといえる。

 ちなみにこのモデルは、同社社長のJason Kao氏のお気に入りだそう。「タッチ機能とモバイル液晶の組み合わせは非常に便利なので、是非使って欲しい」とか。

 これも発売は9月の予定で、予価は未定。

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ちょっと便利なケースも発売予定

 また、モバイル液晶だけでなく、タブレット用としても便利そうなのが、近日発売予定のケース型スタンド。

 10.1インチのOn-Lap Touch Monitor 1002向けのオプションで、布製キャリングケースとしての機能と、スタンドとしての機能を持つ。ブースではブラウンとレッドの2色があったが、実際に発売される色がどうなるかは未定。

 予価なども今のところ未定という。

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将来はMHL 3.0対応品も検討中、ただし12~15ヶ月以上先

On-Lapの3サイズ。左から15.6インチ、13.3インチ、10.1インチ

 さて、新製品としては、13.3インチの廉価版「On-Lap Monitor 1303A」(TN液晶/1,266×768ドット/11月発売/予価未定)もあるのだが、せっかくなので、「モバイル液晶の将来」についてもお伺いしてみた。

 モバイル液晶分野で同社が注目しているのは「MHL 3.0」。同規格ではワイヤレス接続やタッチの同時接続、USBハブなども対応するため、「モバイル液晶」がさらに進化するという。ただし、今のところ具体的な製品計画はなく、「仮に発売するとしても12~15ヶ月以上先」とのこと。

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余談:実は出張にもっていきました

作業環境の様子

 以上でブースの紹介は全てだが、今回のCOMPUTEX取材で、筆者はOn-Lap Touch Monitor 1002(とUSBディスプレイアダプタ2個)を持参、ホテルのTVと合わせてトリプルディスプレイ環境を構築してみた。

 ホテルのTVはそれほど場所を動かせないので、「遠くで見る」程度の活用しかできないが、モバイル液晶ならば手元で利用できるのが便利。

 出張先の仕事環境としてはオススメだ。


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AKIBA PC Hotline!編集部

GeChic On-Lap