特集、その他
編集後記
2014年を振り返って
(2014/12/31 21:00)
鈴木 光太郎
さて、今年ももう終わり。
新しい年がもうすぐ始まります。
2014年、というのは弊誌にとってちょっと面白い年でした。
長年検討していたまんがも出版できたし、ラノベにもちょっと関わったし、動画番組も作ったし。
「自作パーツ」な話題は、「Windows XP」「0円Windows」「8TB HDD」あたりが10大ニュースのベスト3で、どちらかというと静かな年でしたが、「話題がなければ自分で作る!」をモットーに、みなさまに楽しい記事をお届けしたいなと(笑
……ってなことを考えてたら、2015年は早速、地方でイベントやることになったりもして、来年も「楽しい話題もりだくさんのAKIBA PC Hotline!」をお届けできそうです。ちなみにこのイベント、地方でない方ももちろん楽しめる内容になってます(^^v 肝心の場所と日時、内容は、新年早々……というか、ほんの数時間後に告知予定。地方のパーツショップはあまりお伺いしたことがないので、僕も楽しみです。
というわけで、もうすぐ2015年。Windows 10の登場や、インテルのプラットフォーム刷新、そして登場が予告されている10TB HDDなど、来年も色々面白いことがありそうです。弊誌でも、それに合わせた、そしてそれ以外のネタも含めた様々な楽しい企画を用意していますので、みなさま、よろしくお願いします。
それでは良いお年を。
石橋 一衛
今年は今後に大きな影響を与えるような変化が多い1年だったかな。
アキバの街を見てみると、円安の影響が多方面で顕在化。街には外国人観光客が溢れ、iPhone 6の高騰や自撮り棒のヒットに大きな影響を与えたのは記憶に新しいところ。来年も「観光地」としての秋葉原は、多くの外国人客で賑わうのかもしれません。
一方、PCパーツの状況はというと、円安による仕入れ価格の上昇で、昨年以上に新製品の入荷が減少。特に今年後半はその傾向が強くなり、取材に行っても「今日は何も無いです」と言われる事もしばしば。モバイルデバイスの普及でPCパーツ分野が縮小している事もあり、今後のPC市場が心配になる状況になっています。
それじゃあ、PC系はこのまま沈んでしまうのかというと、必ずしもそうではなく、今年はDDR4メモリやM.2対応SSD、4Kディスプレイなど、今後の普及が見込めそうなアイテムが複数登場。また、新たなジャンルとしてGalileoのような開発向けボードやレトロPC向けハードが存在感を増してきており、PC市場の新たな展開が見えてきています。
モバイルデバイスの普及に加えて、今年はWindowsタブレットや小型PCのヒットが続いたこともあり、今後も「道具」としての自作PC市場の縮小は避けられない気はしますが、「趣味」としての自作PC市場が続く限り、旬な情報をお伝えできればと思います。
媒体名に「PC」の文字が入っていながら、PC以外のネタが増えている弊誌ですが、最近は「読者に楽しんでもらえるなら、あんまりこだわる必要も無いんじゃね?」という方針なので、今後も末永くお付き合いいただければ幸いです。
それでは、今年1年ご愛読ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
久保 勇
どーも、東京都の久保です。今年は「ちょび&姉ちゃんの『アキバでごはん食べたいな。』単行本」が無事に発売されたことに尽きます。お買い上げいただいたみなさま、ありがとうございます。
去年の編集後記を見ると、「ちょび&姉ちゃんの『アキバでごはん食べたいな。』休載のお知らせ」とかを書いているんですよね。いやーほんとよく発売できなたなと。前回編集後記を書いている時は1年位は休載になると考えていたので、連載が再会出来て、しかも単行本まで発売されてといった状況はある意味奇跡。ちょび先生には少し無理をしてもらった面もあるのですが(当然久保は休み返上で命削ってやりました)、苦労が無駄にならず、単行本としてかたちになって本当に良かった。来年は「隔週連載に完全復帰」、「単行本2巻の発売」を目指して頑張らせていただきます。
デバイス系で振り返ると、PCもスマートフォンもマイナーチェンジの年といった感じで、大きな流れがなかったかなと。目に見えて動きがあったのはWindows XPからの買い替えくらいだった気がします。PCもスマートフォンも進化するのはチップ製造のプロセスルール次第といった状況で、今年は正直進化のしようが無い状況でしたが、来年はいろいろとでてきてくれることを期待したいです。個人的には4K環境に移行したいと考えているので、CPUやGPUの高性能化/低消費電力が進み、買いたいと思えるモデルの登場も期待しています。4K環境で快適さを求めると絶対的な性能が必要になるんですよね。
それでは今年もAKIBA PC Hotline!をご愛読いただきありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
森 篤司
今年、ようやくメインの携帯電話をスマートフォン(iPhone 5s)に変更したのですが、電話とメールの使い勝手の悪さに、フューチャーフォンに戻そうかと考えている年の暮れ。新しいものが何でも良いという訳ではないと、実感している今日このごろです。
さてさて、PCパーツのことで今年を振り返ってみると、セカンドマシンの作り方が変わってきたと感じる一年でした。Windows 8.1 with Bingが登場したことで、低価格なPC、タブレットが増加し、2台目のマシンは自作ではなく、それらにするという声をよく耳にしました。
昔は余ったパーツで2台目、3台目のPCを作る人が多かったですが、最近はそうした人が減っているようで、自作が好きな自分としてはやはり残念です。一方で、今年のPCパーツは着実にパワーアップした反面、大きな進化は無かったので、低価格PCやタブレットで十分と考える人が増えていくのを納得する自分もいます……。
来年はこの流れを変える何かが登場することを期待しつつ、同時に媒体を通して提案できるように頑張っていきたいと思っています。
ちなみに、次のブームになると個人的に期待しているのは、3D立体視を高視野で体験できるヘッドマウントディスプレイ「Oculus Rift」。今年の2月からG-Tune:Garage秋葉原(ブロックD2-[f2])で体験できるようになっていますので、まだという方はぜひ。視界全体に広がるVR世界が、今後のゲームやディスプレイに大きな影響を与えていくだろうと感じられると思いますよ。
最後に、今年買ったPCパーツ・ガジェットを振り返ってみたのですが……実はメイン&サブPCの構成は昨年と変わっておらず、紹介しようにも特に面白いネタがありませんでした(汗)。いや、あるにはあるのですが……話の種にできると思って買ったビジュアライズタブレットが未だに箱から出せておらず、紹介できない状態なのです(汗)。来年何かで使える機会があれば、ぜひ紹介したいと思っています。
それでは皆様、今年も一年、ご愛読ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。