特集、その他

編集後記

2015年を振り返って

鈴木 光太郎

【担 当】
記事
【使用機器】
パナソニック DSC-HX100V(デジカメ)
Apple iPhone 5s(スマートフォン)

 いやー、今年も終わりましたね。

 今年は、「全国出張!自作PCまつり」や「あなたのPC大改造計画」で読者さんと直接お話しする機会が多かったんですが、そうした企画を通じてみると、意外と若い人も多いなぁ、と思ったり。コンシューマーゲーム機の勢いが以前ほどではないからか、「ゲーム機としてのPC」への注目も前より集まっている気がします。「PCでもコンシューマーゲーム機でもできる」という注目ゲームも今はかなり多いですし。

 さて、そんな目で来年を見ると「やっぱりVR」なのかなと。「VRは75fpsは必須」なんて話になってますし、求められるスペックはかなり高そうです。コンテンツ面ではPlayStation VRが先行しそうな雰囲気ですが、PCプラットフォームの特徴は「制約のない自由と性能の高さ」。きっと素晴らしいコンテンツが出てくるんじゃないかと思ってます。

 というわけで、弊誌の今年の更新はこれにて終了。年明けは1月1日から更新します。今年はスペシャルな記事も仕込んどいたので、去年よりさらにお楽しみ頂けるんじゃないかと思います。

 それでは良いお年を~

石橋 一衛

【担 当】
記事、お買い得情報ほか
【使用機器】
ソニー NEX-6(デジカメ)
Motorola Moto X Style(スマートフォン)

 今年のPC業界は久々に盛り上がった1年だったかな。

 昨年は円安による仕入れ価格の上昇や、大きな話題になるような製品が少なかった事もあり、PCパーツ業界にとっては冬の時代といった状況でしたが、今年はWindows 10やSkylakeといった目玉製品が相次いで登場。ほかにもNVMe SSDやUSB 3.1機器といった新しい製品も増えてきたので、久々にPCパーツ関連の出費が増えたという方も多いのでは?

 こんな感じで、明るい話題が多かったPCパーツ関連ですが、それじゃあ、今後も安泰なのか?というとそんなことは無く……。弊誌の年間アクセスランキングを見ればわかりますが、上位25位までの中でPCパーツ関連の記事は片手で数えるほど。大半はスマートフォンやタブレットを中心としたモバイル関連の記事となっており、以前ほど注目を集める存在では無くなっています。PCパーツ好きのマニアが減っているという事なのかもしれません。

 こんな感じで、PCパーツの注目度が減っている昨今ですが、その一方で店頭を覗いてみると、ここ1年で大幅に増えたのは学生などを中心とした20代前後の若い層。特にゲーミングデバイスのコーナーを覗いてみると、その多さに驚かされます。数年前まではPCショップの客層は30代以上の社会人が中心でしたから、長年、PCショップの取材をしている身としては、正直、「何が起きたの?」という感じでした。

 今年のPC自作市場は、GeForce GTX 970のような実売価格が4万円前後の高価なビデオカードが売れ続けたり、ゲーミングデバイスを扱うショップが増えたことからもわかるように、PCゲームに支えられたといっても過言ではありません。より良い環境でゲームをプレイしたい、という人は今後も増えるでしょうから、恐らく来年もこの状況は続くのではないかと思います。

 石丸のビルヤマギワビルが解体され、街では数千人の女性が行列を作るなど、何かと印象に残ることが多かった今年の秋葉原ですが、来年はどんな一面を見せてくれるのでしょうか。新たな展開を期待しながら、年を迎えたいと思います。

 それでは今年1年ご愛読ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

久保 勇

【担 当】
新製品、漫画(編集)ほか
【使用機器】
ソニー α6000(デジカメ)
Apple iPhone 6s(スマートフォン)

 今年もAKIBA PC Hotline!をご愛読いただきありがとうございました。編集部の久保です。

 「ちょび&姉ちゃんの『アキバでごはん食べたいな。』2巻を無事に発売することができたということに尽きます。ちょうど〆切りの時期に肺炎になってしまい、毎日点滴をうちながら作業をしていたわけですが、ちゃんと発売できたので無理をした甲斐がありました。と、中の人は筆者も含めなかなか大変だったのですが、単行本の方はそんな苦労を微塵も感じさせない明るい内容になっているので、書店で見かけた際は是非手に取ってみてください!

 一年を振り返ると個人的には全体的に静かなブームといったものが多かった印象です。自分もSkylake(Core i7-6700K)、Windows 10、iPhone 6sと買いましたが、どれもそこそこ売れているものの、“流行っている”という外から見ていてもわかりやすい動きはなかったかなと。こうした傾向は前から有ったのですが、年を追うごとにだんだんと強まっていると感じます。ニーズをとらえたニュースを作るのが難しくなるので、編集者としてはこの流れは苦しいのですが、見えにくい波もしっかりとらえた記事を少しでも多く作ることを2016年の目標にしたいと思います。

 それでは来年もAKIBA PC Hotline!をよろしくお願いいたします。

森 篤司

【担 当】
記事、新製品ほか
【使用機器】
ソニー NEX-3N(デジカメ)
Apple iPhone 5s×2台
Google Nexus 5
iPod touch(第6世代)

 今年はWindows 10やIntelのSkylakeが発売されたりと、プラットフォームが大きく変化した年でした。

 Windows 10とSkylakeはほぼ同じタイミングで登場したこともあり、一気にメインPCを変更したという人が多いのではないでしょうか。かく言う自分は、Core i3が出るまでは変更しなかったので、約2ヶ月ほどお預け状態で、もやもやとした気分が続いたのが記憶に新しいです。

 2つの大きな変化があった自作PC業界ですが、その他のトピックでは大きなムーブメントは無く、業界全体の盛り上がりは今一歩……と個人的に感じています。そんな中でも、「ゲーミングデバイス」は活気があったので、来年の業界を盛り上げる突破口はそこにあるのかなと思っています。

 盛り上がりといえば、今年のアキバは外国人観光客が目に見えて増加したのが印象的でした。大手量販店で買い物をするツアー客が多いのはさることながら、一人で買い物をしている外国人観光客も多く、取材中に店舗スタッフと話をしている姿を目にする機会もしばしば。2020年には東京オリンピックが控えているので、それまでは更に増えることでしょう。

 最後に、今年買ったPCパーツやモバイルデバイスのご紹介を。今年は先に挙げたWindows 10とSkylakeに加え、iPod touch(第6世代)やFREETELのSIMロックフリー携帯電話「Simple」を手に入れました。Simpleでまたガラケーに戻れると期待しましたが、本体が思った以上に小さかったなどの理由で断念。来年はフィーチャーフォンでもSIMロックフリー端末が増えてくれるのを個人的に期待しています。

 それでは皆様、今年も一年、ご愛読ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

AKIBA PC Hotline!編集部