取材中に見つけた○○なもの

歴史はここから始まった、初代GeForceが登場した1999年の秋

当時人気だったカノープス製のGeForce 256搭載ビデオカード(撮影:WAVE EYE秋葉原店)

 今月はGeForce GTX10シリーズのハイエンドモデル「GeForce GTX 1080 Ti」がデビューしました。そこで今回は初代GeForceにして初のGPU「GeForce 256」が登場した時の店頭の様子を紹介します。

※社名、製品名、販売店名は取材当時のものです。

「ハードウェアT&L」をサポートしたNVIDIAのグラフィックスチップ コードネームは「NV10」

初めて登場したのはCreativeの「3D Blaster GeForce」。搭載メモリはSDRAM(パッケージ撮影:ツクモパソコン本店II)
各ショップのPOP
ツクモ9号店
PCiN秋葉原
TWOTOP2号店
コムサテライト1号店
Flip-Flap
俺コンハウス
GeForce 256搭載カード2番手はASUS。基板デザインはCreativeのものと似ていますが、オプションで3Dグラスが利用できました(撮影:コムサテライト2号店)
当時人気の高かったカノープスは3番手。独自基板で他社には無い補助電源入力があります。裏面を見るとジャンパ線が1本飛んでいますが、初期ロットの製品では珍しいことではありませんでした。(撮影:WAVE EYE秋葉原店、USER'S SIDE本店)
4番手はLeadtek。製品の発売初期から出荷される事の多い同社のビデオカードにしては予想外の出遅れ(撮影:PCiN秋葉原)

まだ変身の余地を残していたGeForce 256、1999年末にはDDRメモリ採用モデルが登場

 3dfxやMatroxに対してパフォーマンスで優位に立ったNVIDIAのGeForceでしたが、1999年末にはより高速なDDR SGRAM採用モデルが登場しました。他社がハードウェアT&Lの実装に手間取る中、着実にパワーアップさせていきます。

店頭POPで“DDR SDRAM”と間違えているケースも(パッケージ撮影:ソフトクリエイトFM館)