取材中に見つけた○○なもの
~コミケで購入してきた食べ物系の同人誌~
(2013/9/3 12:30)
年初にコミックマーケットで購入してきた評論系の同人誌を紹介しましたが、今年の夏も評論系の同人誌を求め、コミックマーケットに行ってまいりました。
前回は勝手がわからず購入してきたのは少数のみでしたが、今回は「気になったものは端から端までから買う」スタンスで挑み、購入した本は約80冊。薄い本をこんなに購入するのは人生で初めてです……正直買い過ぎた……。
そんなこんなで、久保が気になった同人誌を複数回に分けて紹介しようと思います。まずは最も種類が多かった飲食関係の本から。ちなみに、販売価格は500円前後のものが多い感じでした。
GANSEN
秋葉原の飲食関連で特に目立ったのが、中華料理店 雁川の特集本。
アキバBlogのgeek氏を中心に有志によって作られた本で、インタビューあり、一日密着取材あり、多数のチャーハンメニューの紹介、コラムありと全66ページの豪華本。雁川愛に溢れた一冊で、クオリティもなかなかの内容。
この本、飲食系同人誌では飛び抜けた完成度で、レイアウトデザインなどは商業誌レベル。どうみてもプロの犯行(笑)。写真の色味が若干気になりますが、このレベルの物が同人誌であることに驚かされるばかりです。
雁川の料理カタログとしてもよくできており、巻末にチャーハンメニュー一皿無料券がついているので、雁川にこれから行ってみようという人にもお勧めかも。当然、雁川ファンの方には購入をお勧めします。
なお、この本は秋葉原の同人ショップで購入することも可能で、980円前後で販売されていました。
福島ラーメン組っ!
ラーメン系評論本の中でもかなりの完成度が高かったのがこの一冊。
福島のラーメン店を紹介している同誌ですが、写真が美しく、レイアウトデザインもよくできています。写真、イラスト、本文のバランスが良く、見ていてあきません。
ラーメン系の批評本は、写真と本文のみを組み合わせた物がほとんどですが、この本はイラストを織り交ぜてテンポ良く見せるデザイン構成。
見た目だけではなく、データ的な部分もしっかり押さえてあり、ラーメン批評本としての完成度はなかなかです。
筆者宅から福島は距離的に気軽に行けないのが残念ですが、この本は手元に残しておきたい一冊です。
牛乳半升
本格牛乳レビュー本。市販の1リットルパックに絞って詳細なレビューを紹介した本で、味や風味の解説は読んでいて美味さが伝わってきます。牛乳ソムリエっているんだな~と。
スーパーなどで購入可能なものが多く、美味しい牛乳が欲しい時に参考になる一冊。さっぱりしたものから甘めのものまでいろいろと味がわかるのは面白いです。
味の評価は、美味いものは美味い、微妙なものは微妙と結構ストレート。見ている限り、低温殺菌のものが味は良さそう。
データ的にも面白い本ですが、料理やお菓子を作る際、どの牛乳を使うのが良いかといった参考にもなりそうなので、料理にこだわる人にもお勧めかもしれません。
ケミカル ケミカル ねるねるねるねでデザートを作ろう
「ねるねるねるね」の本です。同人誌以外ではありえないネタです。まさかこんな本があろうとは……。
ねるねるねるねを食べて育った世代なので、見つけたときに声が出そうになりました(笑)。内容はねるねるねるねの仕組みや、関連製品の紹介。アレンジメニューなども紹介されていて、好きな人にはたまらない一冊。
同製品のCMに登場していた魔女とその声優に関する話や、ケミカル系のお菓子は体に悪いのかといった話にも触れられており、ポップな見た目とは裏腹に内容は濃いものとなっています。アレンジメニューもなかなかの凄さ……。
ちなみに、この同人誌も印刷物としての完成度が高く、ずっと手元に残しておきたいと思わせる魅力があります。
その他の同人誌
ということで、飲食関連の同人誌はここまで。次回はPC/スマホ関連の同人誌をご紹介します。