取材中に見つけた○○なもの

木工細工っぽいフィギュアが作れる3Dプリンタ用の樹脂が販売中

出力温度で色が変化

 「素材の8割が木」という3Dプリンタ用のフィラメントが発売されました。

 販売店はオリオスペックで、価格は1Kg(フィラメント径1.75mm)で(税抜き)7,800円。

 フィラメント自体はデコボコしている感じで、天然素材っぽさを感じます。

 サンプル入荷時は不明でしたが、ノズル温度は210~250度まで対応しているとのこと。出力温度が高くなるほど色が濃くなる特性があるようです。ちなみに写真の出力サンプルは230度時のもの。

 出力したものの木材感はそれほど強くありませんが、独特な風合いが有り、このフィラメントでしか出せない手触りに仕上がっています。3Dプリンタの可能性を感じる結構面白い質感です。

 なお、「素材が木のため、ヒートベットへの食い付きが悪い」(ショップ)とのことで、出力時にはヒートベットに耐熱両面テープや糊をつけて出力することが推奨されています。取り扱いは普通のフィラメントより少し難しいかも。

 3Dプリンタで変わった素材感の物を出力したい方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

(久保 勇)