【 2009年10月17日号 】 | |
1080iをキャプチャできるUSBアダプタ発売、ハードウェアエンコード |
1080iのハイビジョン映像をH.264 AVCHD形式でハードウェアエンコードできるUSBキャプチャユニット「HD PVR」がHauppaugeから発売された。実売価格は34,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。HD PVRは最高1080iの映像をH.264形式でキャプチャできる外付けタイプのキャプチャユニットで、HD映像対応の外付けタイプでは珍しいハードウェアエンコーダを採用しているのが特徴。拡張スロットがないノートPCのほか、ハイスペックではないPCでも使用可能とされている。PCの必要環境は、Core 2 Duo 1.8GHz以上、メモリ512MB(推奨1GB)、ビデオメモリ256MB以上、サウンドカードなど。
また、映像入力端子としてコンポーネントビデオだけでなくS-Videoとコンポジットビデオも備えている点も特徴。HD映像対応のキャプチャ製品ではS-Videoやコンポジットビデオを省いた製品も多く、SD映像のキャプチャも行ないたい人にとってもHD PVRは注目と言える。
映像入力端子はコンポーネントビデオ、S-Video、コンポジットビデオを、音声入力端子はアナログステレオ(RCAピンジャック)、S/PDIF(角型)をそれぞれ装備。また、パススルー端子としてコンポーネントビデオ、アナログステレオ(RCAピンジャック)、S/PDIF(角型)を備えている。
キャプチャ時の最大解像度は1080iで、入力映像の解像度によって自動決定される。最大ビットレートは13.5Mbps。音声フォーマットはAC-3。なお、入力映像からCGMS-Aが検出された時は、コピー禁止信号の場合はキャプチャができず、コピーワンス信号の場合は暗号化の後にキャプチャされ、録画映像はキャプチャしたPCのみで再生が可能、編集/オーサリング等は不可能とされている。
本体サイズは幅198×高さ70×奥行き173mm。主な付属品は、キャプチャ/編集などが行なえる統合ソフト「Arcsoft Total Media Extreme」(日本語版)、外部映像機器などが制御できる「IRブラスター」、D端子−コンポーネントビデオ変換ケーブル、S/PDIFケーブル、USBケーブル、ACアダプタ。対応OSはWindows 7、Vista(32bit/64bit)、XP。
□HD PVR(Hauppauge Computer Works/マスタードシード)
http://www.hauppauge.com/site/products/data_hdpvr.html
http://www.mustardseed.co.jp/products/hauppauge/hd_pvr.htmlHauppauge HD PVR [撮影協力:パソコンショップ アーク]