久々のVIA製新CPU「PV530」を搭載したASRock製マザーボード。 このVIA製CPU「PV530」は、C7シリーズなどでの採用例があるEstherコアを搭載。製造プロセスは90nmで、パッケージは小型の NanoBGA2(21×21mm)を採用している。主なスペックは、クロック1.8GHz(以上)、FSB 800MHz、2次キャッシュ容量128KBとされ、今回は1.8GHzモデルが搭載されている。 マザーボードの搭載チップセットはこれも初登場のVIA製GPU統合チップセット「VX900」で、これはPCI Express 2.0 x8、PCI Express 2.0 x1(3基)を持つほか、グラフィックスエンジン「ChromotionHD 2.0」を搭載。ChromotionHD 2.0には、DirectX 9対応GPU「Chrome9 HCM」のほか、H.264/MPEG-4などに対応したフルHD映像の再生支援機能、デインターレース/デブロッキングフィルタなどの画質向上機能も装備されている。 マザーボードの主なスペックは、スロット数がPCI Express x16×1(x8モードで動作)、PCI×1、DIMM×3(DDR3 800対応×1、DDR2 800/667/533対応×2、DDR3/DDR2メモリの同時使用不可、最大4GB)、主な搭載機能がVGA、Ethernet、3Gbps Serial ATA(2ポート)、5.1チャンネルサウンド。このほか、「OC Tuner」「Hybrid Booster」といった同社独自ツールによるオーバークロックにも対応している。 ちなみに、CPUとチップセットには冷却システムが装備されているが、CPUにはファン付きヒートシンクが、チップセットにはヒートシンクのみが、それぞれ装着されている。
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