【 2010年12月28日号 】
年末特別企画 ショップ店員が振り返るこの1年 [値下がり編]
〜印象に残ったことは何?〜

  
PCパーツ その1
値下がりの話
      
 

 
PCパーツ値下がりについて

 2010年の総決算ということで、アキバのPCパーツショップスタッフに今年1年で特に印象に残った製品や出来事について聞いてみた。

今年一番の売れ筋モデルでしたね
 2TB HDDの値下がりが目立ちました。今年一番の売れ筋モデルでしたね。一方で、11月に登場した3TBは使用環境に制限があるので、今一歩伸び悩んでいます。今は、環境面、価格面で2TBにアドバンテージがあるので、来年もしばらくの間は2TBが主流だと考えています。【ソフマップ 秋葉原 本館店員Aさん】
 
うちはHDD屋になったのか?
 2TB HDDの値下がりが印象に残っていますね。寝ても覚めても2TB、2TB HDDに始まり2TB HDDに終わったというか……。数も凄い売れて、「うちはHDD屋になったのか?」と(笑)。ただ、個人的には価格が高い時期にまとめ買いをしたんで複雑だったりもするんですが(苦笑)。ほかではハイエンドビデオカードの品薄でしょうか。売れる時期に全く物が入荷してこないのは困りました。メーカーには安定供給を実現して欲しいところですね。景気的な面で言えば、今年は去年のWindows 7のように市場を牽引するものがなかったので厳しい感じでした。価格破壊が起きた製品も多く、苦しかったなぁと。まあ、全体的に製品の単価は下がったので、初心者のユーザーさんが増えた感じはありますけどね。【クレバリー1号店店員Bさん】
 
バランスよく生産して欲しい
 今年はメモリの価格が下がり過ぎ。年始の半分以下の価格になりましたからね。ビデオカードも需要と供給が大きく崩れたことから凄い値崩れしましたよね。メーカーにはもう少しバランスよく生産して欲しいなと……。オーバークロック的に見ると、今年はCPUがパッとなかった感じがしますね。Core i7-950が安くなりましたが、Core i7-920が人気だった時の方が盛り上がっていたかなと。まあ、ハイエンドはX58環境一択という流れが去年から継続していて、LGA1156が今一だったというのもあるんですけどね。【OVERCLOCK WORKS店員Aさん】
 
急激すぎるので
 今年は値下がりが激しい1年でしたね。2TB HDDにはじまり、SSD、メモリとかなり下がりました。急激すぎるので、個人的にはちょっとこの動きが弱まって欲しいのですが……。良く売れたものだと、IntelのCore i7-980X Extreme EditionとIntelのSSDX25-M 120GBが印象に残っていますね。Core i7-980Xは売り切れた後も問い合わせが多く、予約もかなり入って大変でした。そういえば、日立のHDDがリテール品に切り替わったのも今年でしたね〜。【石丸電気本店店員Aさん】
 
飛ぶように
 あぁ、メモリとHDDの価格下落ですね……。4GBメモリ×2枚セットや2TB HDDが手を出しやすくなりましたよねぇ。今でも、「飛ぶように」という言葉がピッタリな感じで売れていきます。【TWOTOP秋葉原本店店員Aさん】
 
セットで買っても15,000円くらい
 T-ZONEの件を上げるお店は多いんじゃないですか?あとは、DDR3メモリ4GB×2枚セットが1万円を切ったとか……。毎年言っていますが、メモリとHDDはどんどん安くなっちゃいますから……。今だと、2TB HDDと4GBメモリ×2枚をセットで買っても15,000円くらいで済んじゃいますからね。あとは、SSDが一般の人にも普及したことでしょうか。OSが入る64GBのモデルが、普及ラインの12,000円以下で出回ったのが大きかったですね。今はPC一式購入の半分くらいの方がSSDを導入しています。【TSUKUMO eX.店員Cさん】
 

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