【 2011年5月22日 】
Sandy Bridgeの新モデルが7種類発売
6千円台/35WのPentiumや1万2千円のCore i3など

※(5/22 15:00更新)発売を確認

 Sandy Bridgeの新モデル7種類が発売された。

 ラインナップはGPU強化版のCore i5-2405SやCore i3-2105、約6千円と安価なPentium G620、TDP 35WのPentium G620Tなど。Sandy Bridge版Pentiumは今回初登場。

 各モデルの実売価格はPentiumが6,000〜8,000円程度、Core i3/i5が12,000〜19,000円前後だ(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 対応CPUソケットはいずれもLGA1155。

●Core i3/i5は省電力タイプのGPU強化版など3モデル
 12,000円台から


 Core i3/i5で発売されるのは、クアッドコアのCore i5が2405S(2.5GHz/65W)と2310(2.9GHz/95W)の2モデル、デュアルコア/HT対応のCore i3-2105(3.1GHz/65W)が1モデル。

 Core i5-2405Sはi5-2400Sのグラフィックス強化版。クロック2.5GHz(Turbo Boost時3.3GHz)、キャッシュ容量6MB、TDP 65Wといったスペックは両者同じだが、グラフィックス機能についてはi5-2400Sが実行ユニット6個のIntel HD Graphics 2000(以下HD2000)であるのに対し、i5-2405Sには実行ユニット12個で上位版のIntel HD Graphics 3000(以下HD3000)が内蔵されている。

 Core i3-2105も同じくグラフィックス強化モデルで、i3-2100(HD2000)より上位のHD3000が内蔵されている。クロック3.1GHz(Turbo Boost非搭載)、キャッシュ容量3MB、TDP 65Wといったスペックは両者同じ。


●Pentiumは4モデル、
 35W/2コアのG620Tや、6千円台のG620など

 Sandy Bridge版Pentiumは、Turbo BoostやHyper-Threadingなどは搭載しないが、GPUは内蔵。実売価格が最安約6千円と安価なのが魅力。さらにTDP 35Wの省電力版も登場、省電力性を重視する人は要チェックだ。

 ただし、一部ショップのアナウンスによると「Pentiumの内蔵GPUは、GPUによるハードウェアエンコードには対応してない」とのことなので、こうした機能を使いたい場合は、上位モデルを検討したほうが良さそうだ。

 発売モデルは2コア/3MBキャッシュ/2.9GHzのG850と同2.8GHzのG840、同2.6GHzのG620(以上TDP65W)、そして同2.2GHz/TDP 35WのG620。


□デスクトップ PC 向けプロセッサー(インテル)
http://www.intel.co.jp/jp/products/desktop/processors/index.htm

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Intel Pentium

[撮影協力:TWOTOP秋葉原本店フェイス 秋葉原本店クレバリー インターネット館]

※特記無き価格データは税込み価格(税率=5%)です。